いつだって全力投球な人。
今朝『スッキリ』にエレカシが出てた。生歌披露というコトで「朝っぱらからエレカシなんてどうかしてる(笑)いいぞやれやれ!」と。新曲のプロモーションと、MCの加藤浩次氏がエレカシのファンだからだろうけど、日テレの大英断に感謝。
久しぶりに宮本氏のパフォーマンスを観たけど、相変わらずキレッキレだ。ほとばしってる。朝からドン引きの人もいるだろう。たしかに起きぬけに見る映像ではないカモしれない。でも宮本氏はいつだって全力だ。全て時速200kmの剛速球を投げる。しかもコントロールはメチャクチャだ。というか彼にコントロールを望んではいけないし、ワタクシ自身望んじゃいない。もし彼がコントロールできるようになったら、彼の魅力が半減するだろう。
MCの加藤氏や天の声である山ちゃん氏は彼に対して「かっこいい」としか言ってなかった。というかソレしか言えない。ワタクシもソレしか言葉を持ち合わせない。
たぶん宮本氏の中には、彼の内包する熱量の大きさとまわりの人たちの発する熱量の差に深い悲しみを感じてる。そんなような気がする。ソコはワタクシが彼に対して投影してる部分でもあるけども、たぶんあるんじゃないかなとワタクシは思ってる。だから時速200kmで投げたかと思うと、相手が受け止められないと感じるやいなや、瞬時に50kmのへろへろスローボールに切り替える。ようは間の、時速130kmぐらいのちょうどいい球が投げられないのだ。ましてや変化球なんか投げられやしない。ワタクシも人との距離をとるのがうまくはないから、彼の「人との距離感の取り方」にそんなコトを思う。
あとエレカシの歌が支持されるのは、男は「男」をやるのが大変なときもあるからだ。なんとか「男」という看板を背負って日々生きているけど、たまに看板をおろしたいときもあるワケだ。ソコを「俺もだよ。でも頑張ろうぜ」て言ってくれるのが、エレカシの歌なのだ。そして彼のほとばしる全力投球ぷりを観て、世の男どもは打ち震えるのだ。そして思うのだ。今日も金玉ぶらさげて頑張るぞ!と。