臭いモノにはフタ?
今TVでゴミ屋敷(ソコに住んでる人はあくまで「ゴミ」ではなく「資源」だと言ってる)のコトをやってて、説得のやりとりとかアナウンサーが住人に話聞いたりしてる。率直な感想としては「まーイヤだわねーイヤだわイヤだわ」だし、この手の話題はソレで終っちゃいそうだけど、しばらく観てると見方も変わるモノで、ようはコレだけのゴミをまわりの住人が出してる、とそういうコトなんだよな。ゴミがあるからこの屋敷の住人が「資源」と称して収集しちゃうワケだ。見方が変わると「オマエら、コレだけのゴミだしてんだぞ」という、なんだか無言のメッセージにも思えてくる。なんか立ち位置の逆転というか。そう考えると、イヤだわーばかりじゃいられない。
さらに言えば、このゴミ屋敷と呼ばれる家というかこの一画は、この住宅街にドデンとあるから迷惑がられるけど、実際はコレらのゴミはどっかの場所に集積されてるワケだ。もちろん一応迷惑のかからない場所にであるし、ソコに住んでる人もいないだろうけど。このゴミ屋敷のゴミなんか比べモノにならないくらいの量が処理場とかどっかの場所にドーーんと集められてる。そう考えると「どーなの?迷惑がってるばかりじゃマズいんじゃないの?」と。
ゴミを出さなければ、この人が収集しようがないワケだから。別に屋敷の住人を美化するワケでもないけどね。そう考えるとなんかゲイジュツ活動にも思えて来るんだよなー。非常にアナーキーな。屋敷の住人もそんな風にはサラサラ考えてないだろうけどさ。