ほねのうずめ方。
ほねのやすめ方、、もとい(笑)「ほねのうずめ方」が、今まさに絶賛製作中のニューアルバムのタイトルというコトなんだけども、いずみさんがおっしゃるに、こういうタイトルのわりには意外と内容はPOPなんだそうですよ。でもまぁソレもなんとなく分かるような気もするなー、とコレもワタクシの勝手解釈なんだけども。
今回のアルバムには、いずみさんの旦那さんである榊英雄監督がメガホンを取った映画『捨てがたき人々』の主題歌『蜘蛛の糸』という、いずみさんの楽曲も収録されるというコトなので、このアルバムの補助線にこの映画もあるワケですな。なのでおそらくこの映画の「生き死に」というテーマが、このアルバムの根底にも流れてると想像されるワケで。だからこういうアルバムタイトルになるのも納得いく。
でも「ほね」とか「死」を連想させるようなワードというのは、普通は歌のタイトルとか、しかもアルバムのタイトルにはしないとは思うんだよね。キャッチーじゃないし、そういう言葉は普通は避けるでしょう。でも普段避けてるから「ギョッ」という言葉のインパクトはあるし、ソコで一瞬時が止まるし(笑)ワタクシたちが「死」というモノを考えるとき、ソレはイコール「生」を考えるコトと同じなワケで。結局「いかに死ぬか」「いかに骨をうずめるか」というのはソコまでの過程、「いかに生きるか」につながってくる。
自分のいのちが消えるまでに、今の生をどう生きるか。どう充実した人生にするか。いかにHAPPYに日々暮らしていくか。生きとし生けるモノは全てに終わりは訪れる。始まりがあるというのは、終わりがあるというコトだし、ソレは避けられない。だからといってそのコトに押しつぶされていてもしょうがないワケで、ソレがいのちというモノだし、「人が生きる」というコトだ。死があるから、生が輝く。いのちは限りあるモノだから、与えられた時間を大切に想える。終わりを意識するからこそ「逆算しての『今』という生きている時間」になるし、その与えられた時間は考え方次第でHAPPYなモノにもなる=楽曲としてPOPな内容になる、というのがワタクシの見立てなんだけども、この勝手解釈が外れてなければ分かるなぁーと、そういうワケでありやす。
だから意外と『しあわせのつくり方』でも間違いじゃない、という(まだ言ってるし:笑)。
でもこういうタイトルは、今のいずみさんだからこそつけられるんだと思うね。コレが若い頃だと思いついたとしても似合わないし。他のどれにもカブらないし。そういう意味でもいいんじゃないかな。