堂々と。
8月のまだ暑い日のコト。電車の席に座ってたら、たぶん女子高生ぐらいの、黄色いワンピースを着た女のコが乗ってきて、ドアのトコロに立った。ふと下に目を移すと、左足にケッコー大きく目立つアザが。痛々しい、、。その時はそう思うだけだった。
でもしばらくして「アレは勇気のあるコトなんだよなぁ」と思った。
本人がアザに気づいてないワケがないんだ。ひょっとしたら生まれつきだとか小さい頃からのモノなのカモしれない。普通だったらコンプレックスだろう。ズボンばかり履いてスカートなんか、ましてやワンピースなんか絶対着ない!もしくはファンデーション塗ったりストッキング履いたりとか、そのくらいのコトはするだろうと思うけど、隠さずに、むしろ素足を出す方向。おんなじぐらいの年頃の女のコの目が気にならないワケがない。でもまったく気になんかしてる感じには見えなかった。
たしかにアザに目はいくけど、カラダ全体でいえばほんの一部分に過ぎない。そんな小さなコトに囚われて、自分の魅力を損なってしまう方がもったいないのだ。ほんの一部分のアザが、まるで自分全体を覆い尽くすように自分自身が支配されてしまうより、自分の輝きを消さないように堂々としてる。堂々としている方が、自分の魅力の強さの方が勝つ。小さなコトを越えてしまう。その小さなコトに引きずられないように、自分の輝きに自信を持つ。
ひょっとしたらただただそのワンピースが好きでお気に入りで着たかっただけなのカモしれない。コンプレックスだったとしても、着たい方が勝っただけなのカモしれない。でもワタクシはそのコから、そう学びました。ありがとう。