男のロマンチシズムについて。
今朝『ちい散歩』を見て思ったんだけど、自分の父親を「お茶目」て言えるていいよな。素敵なコトだと思うよ。
自称「58」の85才のおとっつあんがプロ顔負けのステンドグラス作りを趣味にしてて、その数々の作品をちいさんが興味深く見てる。分かりやすく言えば「所さんの30年後」みたいな人。ちいさんはこのおとっつあんを「大好きだ」と言う。おとっつあんの息子も自分の父親を「お茶目だ」と言う。別にもったいぶって、自慢気に言うワケでもない。
そう言える関係てのも素晴らしいじゃない。息子も自分の父親のことを「他人視」、というか「1つの人格を持った1人の人間」として見てるトコロも「お茶目」という言葉から感じられる。親子でありながら他人視もできてる、その距離感が良い。おとっつあんも息子にお茶目と言われて満更でもないんじゃないか。ワタクシなんかは最高の褒め言葉だと思う。もしワタクシに息子がいたら、そう言われても悪い気はしない。
でもたぶん、おとっつあんの奥方はあきれかえってると思う(笑)。「あきれかえった」はすでに通り越して「もーこの人はこういう人」と肯定するワケでも否定するワケでもなく、そういう感じで「悟ってる」にちがいない。「はぁー、、」とかため息まじりで「しょうがないわね」と。
男はこういう、生きる上でな〜んの必要性も無い、ムダなコトに全力を注ぐというか、「真剣に遊ぶ」というコトをする。ソレを女の人は理解できない人が大多数を占めてる、とワタクシは思う。どちらか正しいかと言えばもうコレは圧倒的に女性の意見が正論です。全面的に正しい。即白旗です。でも男はそういうコトをやる生き物で、そういうコトをやってる人に同性として魅力を感じます。だから実の息子でさえ「お茶目だ」と父親に対して言うのです。
よく好きな男性のタイプは?なんて問いの答えとして「少年のココロを持った人」なんていうのがありますが、実際「そういう人」の奥方は苦労されてると思います(笑)。だって私のコト、ほったらかしじゃない!てコトです。旦那は寝食忘れて自分の作るコトに没頭してます。でもある時点で「この人が勝手にするなら、私も勝手にするわ!」となり、所さんご夫婦のようないい関係(実情は知らないけど)でいられるのであります。
望むべくは、男のそういうトコロを女の人は理解しないまでも「しょうがないわねー」と見守って頂きたいのであります。男のロマンチシズムと女性のリアリズム、その両方でこの世はバランスが取れてるのですから。
◎本日の音楽◎
♪カリフォルニア・コネクション/水谷豊
♪やさしさ紙芝居/水谷豊
♪ぼくの先生はフィーバー/原田潤
ビーバー!(歯)