ひらめきについて。その4
あーそうだ、断食を始めて何日かすると神経が鋭敏になるらしいね。コレなんかも肉体であり命が脅かされてるから危機を感じて、生き残るために普段は潜在してる能力の部分が出てくるんだろうね。昔の人より今の人の方が、世の中便利になって退化してってる能力てのもあると思うし。使わなきゃ使わないで衰えるんだろう。
うーん、今までな〜んかまとまりつかないなーと思いながら書いてたんだけど、2つのコトをごちゃ混ぜで書いてたからなんだなきっと。ワタクシは「意識の使いよう」を書いてるんだな。分けてみよう。
自分のコトてのは自分の意識次第でなんとでもなるのカモしれない。1つのコトに没頭して集中に集中を重ねて、そのコト以外の一切が気にならなくなる「ゾーン」てのは、自分以外の他が一切情報として入らないワケだから、「着想」(ひらめき)には向いてないんだと思うんだよな。
着想とかひらめきてのは、むしろアンテナを全方位的に広げるイメージでしょ。開放しなきゃ。だから集中してもしょうがない。考えを集中しても、集中したその先、極にあるのは「ゾーン」なんだから。ゾーン=他のコト排除、じゃん。力の方向が逆だ、というコトになる。
対して、着想とかひらめきてのは自分「外」からやってくるような感覚があるでしょ。ソレは自分の意思の力だけじゃどうにもならないんじゃないかなぁ?
いろいろ言われてるみたいなんだけど、使われてない脳の部分なのカモしれないし、「大昔の脳」と言われる脳の旧皮質の部分なのカモしれないし、右脳なのカモしれないし、無意識の領域なのカモしれないし。どれが正しいのかは分からないけど、ワタクシはこの中から無意識を採用してみたワケだ。無意識の領域が外部につながるオープンゲートなんだと思うよ。
ちょうどいいからパソコンで例えるとすると、意識の領域てのはディスプレイなりハードディスクなりパソコン本体で、無意識の領域てのは、ソコからつながってるインターネットであり今言葉として流行りの「クラウド」(クラウドコンピューティング)だと思うんだよな。ようするに意識でやってるうちはオフラインなワケだ。外部とつながってない。ソレだけでもソレなりに処理はできる。でも無意識てのはオープンゲートであって外部に開かれてるんだな。意識て枠にハマってない。オフラインでやってるうちはネットとつながってないんだから、パソコンとしての仕事はこなせるけど、外部の情報は入ってこない。普段はハードディスクの情報だけでやってるんだよ。
でも無意識(ネット)にアクセスすると、ソコにある情報を引き出せるワケだ。意識内にあるディスプレイにパっと表示される。ソコで初めて視覚的に(もちろん脳内のイメージとして)情報をとらえられる。普段は無意識の領域にあるから、ソコにある情報に気づかない。ソレがある時、無意識の領域から意識の領域に引き上げられる。コレが「ひらめき」だ、と思うんだけど。だから夢とかなんとか全部同じ仕組みなんだよね。
じゃあどうやって無意識の領域にアクセスすればいいんだろう?
今まで書いたコトを整理するような感じになるけど、意思の方向付けてのは必要なんだろうね。ソレが「考え始め」の状態だな。思い始め、気にし始め。でも「想いが現実化」て言っても、たぶん人はただ想っただけじゃやっぱりダメなのカモしれない。わかんないけどね。ソコである程度集中して考えるてコトが必要になってくるんだと思う。ある程度ね。ある程度考えて、頭に刻印というか焼印を打つような感じ。したらもうそのコトは忘れる。この「忘れる」てのが、よく着想の本とかには書かれてる。考えたら忘れるコトが大事と。ワタクシも、コレは経験上そう思う。ようはある程度緊張させたら弛緩、脳をリラックスさせる。ソコでフっと力が緩むからそのスキマから無意識領域の情報が漏れ出てくる感じ。ホントは初めからリラックスできてればいいんだと思うんだけど、人てなかなかやっぱ意識が機能してるからソコまでできない。ソコである程度集中して、てのが必要になるんだと思う。
「忘れる」てのは、今まで考えてたコト・そのコトについて考えてたコトすら忘れる、なんてコトは人はできないから、まぁせいぜいボリュームを最小にするというイメージでいい。そのためには何か全く別な、家事とかでもいいけど別なコトをやればいい。だからよくあるのは今まで考えに考えて、煮詰まって考え疲れて考えるのをやーめた!となって、ひとっぷろ浴びてくるわぁ〜と風呂場にに入ったらアイデアがわっさわさとめどなく出てくるとかね、ワタクシはこのパターンなんだけど。布団に入って「さぁ寝よか」て時にわっとアイデアが湧いてくる場合もあるでしょう。コレもリラックスやね。弛緩よ。
たぶんねその前段階でぐっと考えてるでしょ。そういう集中してる時間帯がある。で、考えるのをやめて別のコトをしだしてそちらに気を紛らわせても、先ほどの刻印であり焼印が残ってるんだよね。思考(記憶)の波紋というか残像というか残響というか、ソレがボリューム最小で。無意識の領域に沈殿させるイメージ。ひとまず取り込んだ情報を寝かせるんだよな。そうすると夢みたいに無意識の領域で何かウマいコトやってくれるんだよ。小人さんとかな(笑)。小人さんがウマいコト料理してくれる。
全く忘れた状態だと無意識の領域から引き上げるコトもできないような気がする。ホントに丸ごと忘れてるなら気にもとめないはずだから。「コレなんだっけ??」つって。だからボリューム最小でも少しは気にしてるから、「あ、コレはあの時の!」みたいに意識の領域に引き上げるコトができるのカモしれない。