過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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榊いずみ初ライブアルバム!『WONDERFUL LIFE』感想。

いずみさんのライブアルバムが届いてから半月ほど経つ。(ちなみにライブアルバム『WONDERFUL LIFE』は、いずみさんのサイトでのみ発売中。ライブのある時は会場でも販売されるでしょうけど。)
毎度のコトながらいずみさんのCDというのは、何かをしながら聴くコトができない。何か作業をしててもどうしても歌の方に気が行ってしまうので(ソレだけ歌の引力があるので)、せいぜいCDかけながら「ネットを見る」程度のコトしかできず。なのでまだ両手で数えるほどしか通しでは聴いていない。でもそうお手軽お気楽に聴くようなモノでもないし。正座まではいかなくても、やっぱり聴く側としても魂を受け止める姿勢で、という思いもあり、なんとなくのココロガマエが必要なワケで。
いずみさんのサイトでご本人が、娘の真里亜ちゃんが産まれたコトで「自分の歌がどう変化したかが楽しみ」というようなコトをおっしゃられてて、もちろんワタクシも、お子さんをお産みになられた後のライブで、何かしらの変化があるのかなぁ、というのは期待というか楽しみにしてた部分もあって、そんな心持ちでアルバムに収録されてるシブヤのライブも臨んだ。
でもその時は、意外に、そんなに思ったほどの変化は感じなかった。でも誤解のないように書いとくけど、「変わってなかった残念」というコトでは決してない。
『いつかは』『Hello,Hello』とか「橘いずみ」時代に作った曲は、やはりその当時の歌い方でいずみさんも歌ってるような印象。かといって「橘いずみ」のモノマネをしてる、という意味ではなく、あくまで自然に。もう数え切れないくらい歌ってるのだから歌い方が染みついているんでしょう。力強くお腹から出して、少年ぽさもあるようなあの頃の声で。
でも声のトーンというか質というか、分かりやすく表現するなら常に口角が上がってるような、やっぱり根底に流れるモノとしての「幸せ」であったり「優しさ」や「母性」であったりという、新たな要素が加わってるようにきこえた。ソレは橘時代にはなかった声の要素だと思う。
ライブの後は「意外に『橘いずみ』の部分もあった」という感想だったんだけど、ライブアルバムを聴いてるうちに「実はそうじゃなくて、もっと広い意味で『年齢的に歌い方・表現の幅が広がった』てコトなんじゃないのかなぁ」と思った。
だっていずみさんが結婚される前から聴いてるモンねぇ。結婚・出産というのはたしかに大きなイベントなんだけど、ソレだけの変化、というよりは20代の若かりし頃から現在までの変わり様、というそういうとらえ方だよなと。そういう人生の大きな流れの中での大きな出来事、という位置付けなのであってね。
「自分」てモノに固執してるような歌をかつては歌ってのに、今や他の存在によって「自分の歌がどう変化したかが楽しみ」、なんて言葉が出てくるんだもんねぇー。そりゃ長く聴いてる者としては感慨深いすよぉ〜。



あーでもやっぱり変わったかな?『バースディキャンドル』『Wonderful Life』と昨年発表された曲てのは、明らかに真里亜ちゃんという存在が目の前にいて、頭の中で常に意識して認識があって、というのが感じられるな。うん。映画のために作られた歌だけど、真里亜ちゃんに向けても歌ってるような気がする。だから慈しむような歌い方をしてるんだな。そういう存在が目の前にいるかどうかでやっぱり違うモノなのカモしれないね。ソレがまた『Family tree』の収録曲群とも違うトコロなんだよな。
個人的には、ライブの時は『いつかは』がグっときたし『タフ』がココロに迫りくるモノがあったけど、それプラスアルバムとしてあらためて聴いたら、ライブから時間も経ったのもあって今は『バースディキャンドル』の2番の歌詞が、クルよねぇ〜〜。やっぱりCD化されていいコトて、歌詞カードでじっくり歌詞を見れるコトてのはあるね。う〜ん、こういうコトを歌ってたのかぁ、と。
ジャケットのいずみさんも、今にも泣き出しそうにも見えるし、笑い出しそうにも見えるし、慈しむような優しさをたたえてるようにも見えて、いろんな風に読み取れる。そして後には真里亜ちゃん。やっぱりソバにいる。コレからの、まだ見ぬ曲たちにも必ず真里亜ちゃんの存在を感じるんだろうな。