過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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失言について。

ある女性歌手の失言について。ラジオでの発言だという。しかもどうやら録音されたモノらしい。というコトなら「どうして編集時にカットされなかったのか?」という単純な疑問がある。しかしある番組に出演してた人が言うには、ラジオとかそういうトコロ(スタジオとか編集作業をするトコロという意味か?)は男スタッフばかりだとのコト。だから彼女のような女性に関しての発言を「失言」だと思わない・気付かないというコトもありえる、とのコト。
ワタクシも直接ラジオを聴いたワケではないし、なんか騒いでるな程度の認識でしかない。ハッキリ言ってこのラジオ番組を直接リアルタイムで聴いた人もそんなに多くは無いだろう。ソレをマスメディアが取り上げてより多くの人の耳に伝えている、といった構図もある。
彼女は若い。そして人は必ず失言はするモノだ。失言は「ある」という前提で考えなければならない。失言してしまった後のフォローを事前に考えておくという、特にこの女性歌手のように有名で自分の発言が公の電波にのりソレが不特定多数の人の耳に届くのなら、そういった事前策が大事だと思う。
ワタクシも話でこのコトを聞いた時は、この女性歌手の人柄というかキャラから見て「本意ではないな」というのは伝わる。彼女はどちらかいうと自分の発言や他人への配慮・気遣いなど彼女なりにガンバっている人だという印象がワタクシはある。たぶんいわゆる関西ノリで、自分でもそのコトはありえないと知っておきながら冗談として言ったまでだろう。たぶん彼女のまわりのスタッフも同じような「ノリ」で、特にこの言葉の意味の重さを感じるコトはなかったんだろう。でもその言葉のインパクトが強かった。刺さる人には刺さってしまった、というワケだ。
謝罪会見を行ったらしいが、会見で泣くのはどうかと思う。コレも誰かが言ってたが「泣きたいのはこっちだ」と。そう、発言で傷ついた人の方が泣きたい。あの「泣き」というのはうがった見方で見ると「自分の保身」の涙のように思えてしまう。「もう私はこの業界にはいられない」という恐怖感からくる涙。そっちの方が大きいように思えてならない。しかしそうではない。ああいう場では毅然と涙はこらえてしっかり謝るべきだと思う。
あの発言で傷ついたという人も、感情の方が勝ってしまって許しがたいという人もいるだろう。だけどワタクシなりに『バシャール』を今回のコトに当てはめてみると、彼女は自分が魅かれたエネルギーを今疑ってる状態にある。名声とバッシングはコインの表裏。今まで信じてたエネルギーを疑ってしまっている。そういう否定的な状態の上にさらにバッシングという否定的なエネルギーをカブせて、傷ついた人たちの溜飲は下がったとしても彼女は救われない。
ならば、傷ついた人たちは彼女の「上を行く」。今は勝ってしまっている感情を少しづつ時間とともにクールダウンさせてく。彼女を見るたびにハラを立てては自分の身ももたないからだ。いちいち自分の中で蒸し返してハラを立てる、そんな自分も嫌になるだろう。だから自分のためにクールダウンして、コトを落ちついて考えられるようになり、自分なりに分析する。彼女の発言は全くの無知からの失言だというコトも分かる。
女性歌手は女性歌手で「会見で謝罪」というよりも、傷ついたという人たちにしっかり謝る。そうやってまず自分の非を認める。ソレは否定の肯定につながる。ソレから今度は自分の無知から出た失言なのだから妊娠・出産について学ぶ。ソレは彼女自身の将来のためにも役立つコトだと思う。そういう肯定的な方向に持ってくワケだ。実際は自分もその歳になったり、妊娠・出産を経験してみないとホントに身に染みて実感はできないんだと思う。でも知識を学ぼうとする、その姿勢を示すコトで傷ついた人たちの理解を得る。このコトが大事。コレで双方とも救われる。
というようにモノゴトは肯定的に見て積み重ねないと、基盤がグラついてたら(=否定的)いくらその上に何を積み上げてもダメになる。まわりの理解を得たい・認識を変えたいなら、自分を変えないといけない。
今回はたしかに「発言の元」というのはあるけど、マスメディアも1言ったコトを10に広げてワザワザ話題づくりをするトコロも多々(ホトンド?!)ある。インパクトを持たせないと人の耳に引っ掛からないし注目してもらえない。注目してもらって雑誌を買ってもらったり視聴率を稼いでナンボだからだ。いろんなシガラミもあるでしょう。だからソコには必ず誇張があるといっても過言ではない。不安を煽ったり(しかも人の根源的な不安)するアコギなやり方ばかり目に付く。だからそろそろマスメディアのこういったやり方や表面に見えてるモノ「だけ」に翻弄されるのはヤメにしましょう。何かそういうコトがあったらソコから学んで自分に生かすという、建設的・肯定的な方向に思考を持っていかないと。