7月のCD2枚。
Life in Cartoon Motion Mika 関連商品 Traffic and Weather Costello Music Yours Truly, Angry Mob It Won't Be Soon Before Long Costello Music by G-Tools |
①のグレースケリーは評判通りクイーンな感じで、歌詞に「〜フレディ♪」て出てくるぐらいだからフレディを意識して、モノマネ?みたいな。たぶんMIKA自身クイーンをリスペクトしてて、クイーンみたいな曲を作りたいなと思ったんだろうな。だからこの曲はこうだけど、全編こういう曲ではないと。
②のロリポップは、こういうのはケッコー似た曲はあるんだと思うけど、ワタクシの音楽ボキャブラリーの少なさから引き合いに出せば、ジャクソン5『ABC』て感じ。要ハンドクラップ。
③は最初ちょっとKANみたいに聞こえたんだけど(笑)、こういうじりじり盛りあがるのもいい。④のラブトゥデイはプリンスだな。
ワタクシは聴けるのは⑤まで。⑤までの流れは非常にいいんだけど、あとは何かトーンダウンしてくる。ちょっとワンクッション的クールダウン的に⑤がありーの、⑥はまた少し明るくなるのかな?て思って聴いてたけどずっと明るくならず。その辺のシリキレトンボ感が否めないけど、この人の本来の歌はこういう曲調なのカナ?て気もする。おもちゃ箱ばかりじゃねぇーぞーていう。ワタクシはその「おもちゃ箱ばかり」を期待してたから、ちょっとその点で期待度より落ちたワケだが。
Rodrigo y Gabriela Rodrigo y Gabriela 関連商品 イデアの街 ジ・エルダー フットプリンツ 〜ベスト・オブ・イサト中川 グレン・グールド/バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年)の再創造~Zenph Re-Performance クラシックがわかる超名盤100 (ON BOOKS 21) by G-Tools |
夏にボサノバを聴くのは涼しくていいけど、暑いからこそこういう熱いラテン系のスパニッシュギターを聴くのも、暑い時に辛〜いカレーを食べるような感じでスガスガしい。
しかしコレ、ギターをちょっとでも弾いたコトがある人が聴けば「どーやって弾いてるの?!」て感じだと思う。驚愕!神業!DVDもついてて、その映像が流れてるのを見たら、手首のスナップとかあらゆる関節を駆使して弾いてるんだよ。全て人力で。ギターという楽器のポテンシャルを限界以上にまで引き出してる感じ。ロドリゴとガブリエラという2人で。息が合うというより、脳みそ通さずで体と音の波に委ねちゃってるような。よく手癖とか言うけど、テクニックもココまで極めれば「美」だな。大胆かつ繊細。で、手癖になっちゃってて案外普通にゆっくりとは弾けないんじゃないの?なんて思ってると、普通にゆっくりと哀愁漂わせて弾ける。
しかもコレ、ボーカルレスなんだよな。と後で気付くくらい退屈しない。普通ボーカルレスとかインストて飽きてきて、ワタクシなんかは全部聴けない。最近はギタリストの村治嬢だとか連弾ピアノのレフレールとか「楽器を演奏する人」がクローズアップされてきて、ボーカルレスでも退屈しないのが増えてきたけど、そういう意味でもコレは飽きないからオススメ。