遅まきながら年末のK−1を観て思う。
久しぶりにリング関係を書く。ワタクシはプロレスが好きです。格闘技も好きだけどね。やっぱしこの場は「極私的」なので。あんまり興味ない人もいるだろうけど。
もう10日経っちゃったけど、年末にアレ?て思った方もいらっしゃると思う。実はフジでやってたプライド、去年の5月とかそんな頃だったっけかな?真偽は定かではないけど、なんかウラでゴタゴタがあったらしく、契約解消というコトになってTV放送は打ち切られたワケ。興行自体は例のさいたま方面で例年通り催されてたんだけど、そういうコトで今年はK−1のみになったと。配信とかスカパーでは放送されたらしいけど。まー地上波でしか見ない格闘技好きには悲しいコトだけどね。なんかミルコがUFCへ流出とかいう話もあって、プライドにとってはサンザンな1年でしたな。
K−1ももう、まー最初から思ってたコトだけど、ホントにプロレス的になっちゃったな、と。館長が退いてTプロデューサーが就任した時「あーもーコレはその方向に行くんだな」と思ったら案の定。だってTプロデューサーてもともとプロレス畑の人だもんな。大体でかいヤツ同士が当たるてそのコンセプト自体、昔のプロレスそのまんまじゃない。絵的に映える、てね。だからプロレスを知る者としては、なんだか昔にタイムスリップしたような錯覚に陥(おちい)る。力道山とかシャープ兄弟の試合をみんなが街頭テレビで観ている光景と、場所はちがえど年末各家庭のTVでこういう試合を観ている様てのが、なんか似てる。画面から懐かしさが漂う。
たしかにいい試合も4〜5戦あった。須藤選手も首の爆弾と戦いながらよく頑張ったと思うし。須藤選手はパンクラスの頃から知ってるので。あの時はあんな「若気の至り」的なキャラじゃなかったけどね。あとKID選手の試合。一番良かったのは所選手!今年は「2年目のジンクス」的にやや低調だったけど、大晦日でまた盛り返したな、と。すごい実力が拮抗したいい試合だった。ホイラー選手の敗因は「年の差」だな。ああいうのを観てもらいたい。
結局「本物」の人たちの試合しか面白くない。あとはお笑いでありコントであり。しかもとんだ茶番的なグズグズな感じ。プロレス的といったけど、ソレも三流のプロレスを見せられてる感じ。ホントしょっぱいわぁ〜。あ、この「しょっぱい」てのはプロレス用語。プロレスから来ている。秋山ー桜庭戦もいろいろ言われてるけど、ある意味てぃーびーえすのお家芸というか。良く言えばプロレス的結末で、しかも古臭い80年代的手法。よく金曜夜8時はあんな感じになってた。桜庭選手、アレは「ドッキリ」だよ。ハメられたね、可哀相に。あの3兄弟ボクサーにしろ、ウラで全部Tが絡んでるんじゃない??て思う。関係ないけど、あのこーはくのDJなんたらとかもあのTV局もグルになっての「プロレス」だよ。もちろんさぶちゃんも絡んで。とーとー国営放送まで手を出したか、、と思っちゃった。
結局リアルファイトをうたってたモノが、三流ながらもプロレスをやりだしちゃったから、プロレス界は苦しんでる。落ちこんでる。自分らの存在理由(レーゾンテートル)見失ってというか、自分探しならぬ「プロレス探し」をしている。つづく