再び緊急事態宣言。
8日から1都3県で緊急事態宣言が発令された。期間は1ヵ月で2月7日まで。
しかし内容は前回のときとはちがう。去年5月に出された内容にあった休業要請や学校休校は今回は出されず、営業時間の時間短縮(主に飲食店)など自粛要請レベルに過ぎない。
とりあえず発令された昨日の様子はというと、あくまでワタクシの見た感じでだけど「いくらか車が少ない?」ていうぐらいで、普段とほとんど変わらない。
スーパーなどの人出もいくらかは少ないかな、、?。前回のときとちがうのは、お客のみなさんのカートなりカゴなりをチラッと見てみても、普段の週末の買出し量ぐらいのようで、たしかに山盛りではあるのだけど、殺気だった「買い溜め」という感じではない。まぁ今回はマスクとかトイレットペーパーが不足してるという状況でもないし、商品も潤沢にあるというのもTVのニュースなどでやってたのもあって、そのへん気持ち的には余裕があるのカモしれない。でも夜の帰り道は、ほとんど人が歩いてなかったな。
てな具合に、ワタクシの生活圏では宣言後も「あまり変わりのない日常」という感じだけども、ひょっとしたら繁華街とか普段賑わってるトコロのほうが、人出が分かりやすく減ってるのカモしれない。
前回の緊急事態宣言では「できれば8割、不要不急の外出を自粛してください」など強めの内容だったけど、あまりに経済的なダメージが大きかったのか、今回はかなり緩めの内容と言わざるを得ない。しかし前回の強めの内容、そして「キンキュウジタイセンゲン」という初めての経験、言葉の強さによって人々の心理的な部分にかなりインパクトがあったのだろう、劇的に感染者は減少した(ソレが緊急事態宣言によってかどうかは置いといて)という事実はある。なので今回の宣言の内容がたとえ緩かろうと強かろうと関係なく、本来は去年の5月のときと同じような意識でいるべきだと個人的には思う。結局は我々市井の人々の意識及び行動変容によって、でしかないし、委ねられてるワケだ。
まぁしかし11月にでもガっと抑えとけば、12月でまた多少感染者が増えたとしても、今のような状況はもしかしたら避けられたのカモしれないのにね。ソレをGOTOとかやっちゃうから、、。国が率先して緩和→緊急事態て。。しかもGo To Eatとか言ってたんだからな。いまやDon’t Go To Eat笑。どっちだよ!!!!!
ワタクシは人々のマインドが夏から変わってないな、と10月ぐらいまで思ってたんだよ。夏はどうしても緩くなるじゃん。なったじゃん。ただでさえ暑いのにさ。暑いからマスクなんかしてられない。で極力外歩く時は、熱中症もあるしでマスクせずに、人ごみの中に入るときだけすると。そういう夏の気の緩みが10月ぐらいまで続いてたんだよ。なんか気が緩んでるな、ていうのが。そしたらGOTOじゃない?おいおい!て思ったよ。
でも「人々の気の緩み」ていう言葉だけで片付けられちゃ困るというか。もう今なんかだと、生活に溶け込んでるというか、組み入れざるをえないとでもいうか。もうだいぶ長いコトこのマスク生活なワケで、ソレゾレの対応でいままで感染してないとなれば、個人個人で普段の生活との折り合いももうとっくにつけてるワケだし、去年5月のときよりももっと「コロナとの共存生活」になってるワケだよね。だから「慣れ」という言葉をネガティブに捉えないというコトだよな。
いかにできるだけ感染を避けながら、我々の生活を続けるか、その折り合いが進んだ結果が、ある方向から見ると「緩み」に見えるだけであって。去年の5月の「未知なウィルスに不安」というマインドのままじゃ、精神的にまいってしまうし、それじゃ長期的にもつきあっていけないワケだ。だからこちらも四六時中ずっと感染を気にするのではく、ポイントポイント要所要所で緩急つけてメリハリつけて対応してく、という形になる。
今の感染者数は、2週間前のクリスマスから年末にかけての数字というコトで、まぁ年末までは例年と変わらないほど人出が多かったので、たくさん出るのは当然の結果だ。果たして今回の発令の効果のほどはいかに、、。