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 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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Q計画。〜兵器ではなくニュータイプ能力増幅・拡散装置としてのMS〜(QG07)

AIのニュータイプ化、ターミネーター化まではワタクシの考えた架空のモノだけど(実際「ターミネーター問題」というのはあるようなのだけど)他に「ケンタウロス化」というのが実際にあるので、その説明をしよう。
(下の☆2件のネット記事は「AI ケンタウロス」で検索したもの)

☆『1990年代に、チェスのチャンピオンがIBMのコンピュータに敗北しています。でも、その人工知能をさらに上回る【ケンタウロス】という存在がいるというのです。

チェロに強いひと<人工知能ケンタウロス

ケンタウロス

ケンタウロスといえば、ギリシャ神話に出てくる、上半身が人間で、下半身が馬という半人半馬です。その正体は、

  ケンタウロス=チェロの強いひと+人工知能

人間と人工知能が協力することで、人工知能を超えるパフォーマンスを発揮するそうです。自らの肉体を改造して、機械と一体化するようなものではないのでしょう。人とうまく協力し合うためのインターフェイスを持った人工知能です。
考えてみれば、ひとは自分以外の存在と協力して、高いパフォーマンスを出せる存在なのかもしれません。例えば、犬や馬です。人間の歴史やドラマにも、彼らの存在は欠かせません。三国志で名将呂布が乗る赤兎馬名犬ラッシーなど。
そして、人間に協力する人工知能といえば、わたしが思いつくのは宇宙戦艦ヤマトのアナライザーです。宇宙戦艦ヤマトに登場するアナライザーは、ずんぐりむっくりした体型のロボットです。人工知能のような知能を持つ存在です。女性クルーの森雪に好意を抱いたり、佐渡先生とお酒を飲んだりします。人間をからかうような、知的な会話もできます。最初は反発していたヤマトの乗組員たちも次第にアナライザーと協力し合えるようになります。アナライザーも文句を言いながら協力的に態度をとるのです。

まさに「AIを道具として使う時代」です。

人工知能の開発の後は、人との協力できる人工知能の開発にシフトするかもしれません。』
https://medium.com/@torukawarazuka/hayashisan-ai-72a6cb89ca17

☆『AIが人間の知能に到達するシンギュラリティは2045年に訪れるとも言われる。知能の発達したAIによって今ある職業の多くが代替されてしまうという話題で持ちきりだ。だが、本当にAIは人間にとって脅威となるのだろうか。AIは人間の才能を伸ばす存在にはなれないのだろうか。識者の意見を交えてヒトの才能の未来を見ていこう。』

『「AI 対 ケンタウルス。最強、どっちだ?」
WIRED VOL.20に米国「WIRED」誌の創刊編集長 ケビン・ケリー氏のこんな記事がある。チェスの世界チャンピオンガルリ・カスパロフは1997年、IBMのスーパーコンピュータ「ディープブルー」の2回目の挑戦に敗れた。トーナメント条件下での初の人間の敗北だった。しかし、その後カスパロフはAIと共同で戦うゲーム「フリースタイル」を企画する。それをきっかけとして2014年に、全てAIのみで戦う「オールAI」と、人間がAIの力を借りて戦う「ケンタウロス」とのゲームが開催された。ケンタウロスではAIから助言を与えられるが、すべて受け入れるわけではない。自分の判断を優先することもある。あるいは、まったくAIに頼らなくてもいい。そして、結果はオールAIが42勝、ケンタウロス53勝。人間とAIの混合チームが実はAIより強いという結果になった。

この「フリースタイル」の競技を開催した当初は、AIの助けによって人間の能力が落ちるのではないかと見られていた。しかしフタを開けてみると、人間がAIを使用して訓練することで能力を伸ばすことができ、カスパロフの敗北から比べると2倍以上のグランドマスター(チェス選手最高位の称号)が誕生した。

 『もしAIが人間をより強いチェスプレイヤーにしてくれるのなら、同じように、より優秀なパイロットや医師、裁判官、教師が出てきてもおかしくはない。
引用元:『WIRED VOL.20』(WIRD Japan 2016年)頁 p26』


この結果を見て思う。もしかしたら、AIはヒトの能力を進化させてくれるのではないかと。』
https://dxleaders.com/career/190

ワタクシはこの「ケンタウロス化」というのは知りたてのホヤホヤなんだけども、この『QG』の設定やストーリーを考えるにあたって、知る前からなんとなく「単なるAIだけより、AI+人間のほうがお互いの弱い所を補い合うのではないだろうか。AIの制御なりサポートをする存在が必要なのでは?」というコトを考えていたので、あーやっぱり現実もそうなんだなと思ったのだった。
ガンダムのMS・MAなどの兵器類は、実際にはAIも搭載されてるはずだけど、あまりに当たり前すぎるのか前提過ぎるのであえて言わないのかしら?(『センチネル』で「ALICE」が出てくるけど)。ニュータイプとかサイコミュとか強化人間とかそちらのほうばかりクローズアップされてるので、繰り返しになるけど『QG』では今流行りというのもあるし、こちらのほうがより現実的というのもあって、AIを大々的にストーリーに絡めようとした次第。

そもそも「MS(モビルスーツ)に乗る」というコトはどういう意味があるのか、という‐だいたいは暗黙の了解というか、そういう前提で深く考えてはいないと思うが‐基本的な疑問が頭の片隅にはある。
ただ敵と戦うだけなら、何も全高18mもあるMSなんていう代物に乗る必要は無い。でも敵がMSに乗って戦いを仕掛けてくるから、こちらも乗らざるをえない・乗って対応する、というのが1つある。
ソレに加えて、ワタクシはこの『QG』での「MSに乗る」理由のひとつとして、MS=兵器ではなく、

 ニュータイプ(NT)能力を増幅・拡散発信する装置

としてMSに乗る、というのを考えた。
エルメスサイコガンダムなど40m級クラスのサイコミュ兵器が、テクノロジーによって18m級クラス、通常のMSサイズに搭載できるまでコンパクトになり、だが技術的にはまだこのサイズより小さくはできない、というのがまずMSサイズである理由のひとつで、もうひとつ、エルメスサイコガンダムはあくまで兵器利用にとどまったが、この『QG』、とくに「クイン」シリーズ(以下クイン)はNT能力の増幅・拡散発信を主能力とした。

今までのガンダム(とくに『Z』以降)も、実はガンダムの持つ秘めた能力として描写されてはきたけども、よりその描写が分かり易くなったのは『UC』のユニコーンガンダムだ。フルサイコフレームを実装するコトで初めて単なる「MS=兵器」ではなく「MS=思念の増幅・拡散装置」という、MSの持つ能力をより分かり易い形で表現するコトが可能になったと言える。人間の能力のサポートであり増幅装置としてのMS、だ。

つづく