過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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今月号のFSS。

前置きは省くが、漫画の解釈の仕方というのは人ソレゾレでいいと思うし、正解はその作者しか分からない(作者でさえ今後の展開を分かってない漫画、というのもあるが:笑)ワケだから、正しい正しくない違う違わないのジャッジは作者にしかできない。ソレでもあえてジャッジするなら「あり」か「なし」の判定になる。でも「なし」という判定はホトンド無いと言ってもよく、だいたいどういう見立てをしても「あり」なのだと思う。どういう解釈をしても。
慧茄(エナ)にリリ(=サクリファイス、ニーゼル)が3度も立ち合いを挑むというのは、「帝国一」「帝国最強騎士」であるリリからすれば、帝国に自分より強い騎士がいてソレはあってはならない存在である、というこの見立てはいいと思う。あってはならない存在=ジャマ、なワケだ。ようするにリリはエナが自分より強いというコトを認めている。そんな自分より強い騎士に3度も立ち合いを挑んだ。クリスやダイ・グが剣聖に向かっていった意味合いもたしかに含まれるとは思う。でも彼らはその当時子供で、まだ相手の技量というモノを推し量れなかった。また剣聖クラスになると普段はそういうオーラみたいなモノは抑えてるというかコントロールできる、そういう存在だとも思われる。しかしリリはおそらくその時のクリスやダイ・グよりは年を取ってるはずで(3度目は「母ちゃん」である)、いっぱしの騎士(しかも帝国最強の騎士だ)なら相手を一瞥しただけで相手の技量を推し量れるはず(でなければ自分がやられてしまうから)。だから普通なら立ち合いを挑まない。リリは相手が剣聖なのももちろん承知の上だろう。
たぶん両方の見立てが「あり」なんだとは思う。騎士としては「自分より強い騎士」の存在というのは喜ばしい存在であり、そのへんは「騎士の血がうずく」という感じ。自分がより強くなれるから。ただその見立てをするなら、リリは自分よりエナの方が強いと認めてるコトになる。しかし一方自分が「帝国最強」なのだから私より強い騎士が帝国内にいてはならぬ、という思いもあるワケだと思うし、3度目はエナいわくリリに「あの子」(=ジークボゥ)が生まれてからリリの「目に狂気がはら」むようになり、ソレが原因で「あの子」はリリから去りエナの元へ行ったというフンフトとの会話がされてる(P.70〜71参照)。「騎士の血がうずく」以上にエナに対して憎悪のようなモノが(我が子の王位継承権かなんか?の欲が出た??このへんのフィルモアの内情をまだよく理解してにゃいです:笑)リリにはあったコトが読み取れる。
エナもリリをある程度認めてるのも分かる。痛い目に合いながら生き残ってなおかつ3度も挑んでくるワケだから、ソコは「しゃくな子」と言いながらもエナはリリの騎士としての実力を認めてるのも分かる。
そしてちょっと話がハズれるけども、フンフト様のヒールぷりに翻弄されてる人もいるだろうし、そのピュアな反応ぷりを嘲る人もいるだろうけど、どういう楽しみ方をしても、ソレは間違いではないと思う。ワタクシはプロレスも好きなので、先月号、今月号とFSSはプロレス的な見方をしてるのだけど、このへんはプロレスと同じで、ウラ事情を知らないビギナーファンがレスラーの言葉に翻弄されるのもよし、ウラ事情を知っててウンチクを語る楽しみ方もソレはソレでよし、いろんなレベル・階層(レイヤ)での楽しみ方がいい。
基本的にどういう見方・どういう意見があっても「FSSが好き!」ならばワタクシ的にはOKだし。FSSツイッターは「オレもしくは私のFSS論発言の場」でいいのではないかと思う。他人が自分と違う見方をしてるなら「そういう見方もあるカモねーなるほど」とワタクシは思うだけ。