過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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大河原邦男作品展に行ってきた!


ワタクシの尊敬する大河原邦男先生といえば『ガンダム』のメカデザイナーで有名ですが、今年大河原先生はデザイナー活動40周年を迎えられ、奇しくも同じ時期に市制施行40周年を迎えるコトになった稲城市とのコラボにより、稲城市若葉台にある「稲城市立i(あい)プラザ」にて開催されている『大河原邦男作品展』に馳せ参じやした。
ワタクシは稲城市在住の人間なのだけど、まさかあの大河原先生が同じ稲城市の出身だなんて!今でも在住されてるなんて!と知ったのはほんの2ヶ月前のコトであります。こんな何も無い、東京とは名ばかりの田舎みたいなトコロであのダンディ先生がっ!超有名人がっっ!と驚いたモノであります。
ワタクシは先生のデザインされたメカ、ヤッターマンガッチャマンガンダムのど真ん中世代で、この世代は少なからず何らかの形で先生のメカデザインの洗礼を受けてる。ワタクシも小学生の夏休みの時に行ってた父親の田舎の模型店で『ハウトゥビルドガンダム2』を購入して、ソレからは毎日のように自分のオリジナルMSをノートに描いたり(コレが現在のワタクシがメモ魔に至るきっかけ)、中学でも授業中ノートのはしっこにMSを描いたりしてた。まだメカデザインという職業を知らなかったかたこと少年の憧れだったワケであります。
大河原先生はガンダム世界では富野監督と並んで頂点に君臨する方であります。今2012年の世の中の自動車や家電、様々な製品に至るまでこの「ガンダムデザイン」の影響が見て取れる。ランボルギーニアヴェンタドールなんてガンダムテイストてんこ盛りでしょう(だから好きなんだけど)。今や世界のデザインの主流の1つであり、アニメーションの世界でメカデザイナーという職業を確立されたパイオニアの方なのでありまする。

写真撮影禁止なので写真は撮ってないけど基本的には先生直筆のイラスト原画がほとんどで、ボリュームとしてはガンダムが一番多く、次にヤッターマンとかダグラムボトムズと続く。他にはガッチャマンバイファムレイズナー、トライダーG7ザブングル、ダイターン3などです。も〜観てるといちいち懐かしい。一番グっときたのは『劇場版ガンダム』のイラストですね。哀・戦士とかめぐりあい宇宙(そら)とか。泣けますな。涙チョチョぎれるでござんすよ〜。
想像ではデカい作品をイメージしてたけど、1点1点はそんなデカくはないのです。大きくても横が1mあるかないか、だいたい30cmとか50cmとかのイラスト。ポスターにする原画とかはある程度大きい方がいいだろうけど、たしかに基本的にはそんなデカくある必要もないんだろうね。
先生のデザインするメカというのは、超合金とか鉄ぽさという重厚感を感じる。ヤッターマンとか昔のアニメは子供の玩具として商品化する前提でデザインしてると思うので、やっぱり子供のおもちゃらしさを意識してデザインしてるのだろう。子供向けだから分かりやすいビジュアルも必要で、昔のアニメのメカに「ケレン味」があるのはそういった要素からカモしれない。
ガンダムは現在、リアリティ方面が強調されたデザインであり設定が多いけど、冷静に見ると実はいわゆるファーストガンダムに出てくるメカにはケレン味がしっかり盛り込まれてる。ただ昔はそういうデザインでも「リアルだ」と感じた。ソレは子供向けでないリアリティを感じさせるストーリーに引っぱられた部分が多分にあると言えると思う。このリアル部分の継承としてダグラムボトムズとなり、ちなみに『Gガンダム』は「ケレン味の継承としてのガンダム」である。ガンダムはリアリティだけではない!という主張としてのガンダムなのだ。
作品展の花を飾るモノとして1/12ガンダムシャアザクが展示されてて「おおーっ!」と拍手モノだけど、どーもなんだかバランスが悪いというかずんぐりむっくりしてるなーと思って引いてみたら、足が太い!(笑)もっとシュっとしてればいいのにぃ〜。せっかく指の関節関節がボールジョイントで作ってたり(たぶんワキワキ動くのであろう)作りこんであって見応えあるのに、もったいない!て感じ。プロポーションどりは何とかならなかったのでしょーか。
イラスト展示だけではなく、大河原先生は雑誌『ガンダムエース』紙上で「大河原ファクトリー」なるコーナーを不定期掲載してて、ソコではご自身で製作したガンダムテイストを盛り込んだテープカッターだったりライトスタンドだったりを紹介してる。その作品も展示されていた。ワタクシの一番のお気に入りはギャンの頭部をモチーフにしたペンスタンド。ギャンのアンテナ部がボールペンになってて、なかなかシンプルで良かった(かつて限定発売してたみたい)。あとはホワイトベースのメガ粒子砲型ライトスタンドが大袈裟で良い(笑)。他にもガンダムテイストではない作品もありやした。

今回W40周年記念の大河原先生と稲城市のコラボで「稲城なしのすけ」という市のキャラクターが誕生しました。もちろん大河原先生がデザインしたキャラで、なしのすけのラフ画も展示されてる。ちなみに名前は公募によるモノで、はじめは「もちっとヒネった名前は無いのぉ??」と思ったモンであるが(笑)、今は慣れたのか「シンプルでいいや」と思っておりまする。稲城市名産の梨をモチーフに、全体的にはガンダムのハロ的であり、葉っぱ型アンテナと真ん中に稲城市のシンボルマークといった感じのデザイン。コレはコレでなかなか可愛いらしい。色合いもこのブログにマッチしてる!(偶然)

JR南武線矢野口駅前にこの「稲城なしのすけ」の時計台があるというので見に行くために、展示会を切り上げ早速、、と思ってたらじっくり見過ぎたためか時刻はすでに4時半!!なんとか日が暮れるまでに行かねば!てコトで急げぇ〜〜!
てコトでな〜んとか日が暮れる前に間に合いました。大寒過ぎて日も少し長くなってきてるので5時になってもまだ大丈夫でやんした〜。で、よしよし間に合ったと思いきや!駅前のロータリーに阻まれ、、(苦笑)。ソバまで駆け寄ろうかと思ったけどさすがにソレも目立つのでなくなくこの距離でパシャリ。3m×2mの時計台の上に設置してるので、思ったほど大きくはないス。
プラモのボールを使って「リアルタイプなしのすけ」でも作ろうかしらん。
ちなみに作品展は前期と後期があって、展示する作品が変わるそうです。また見に行かなくちゃ!