早すぎた存在。
サイズの動画を観てるんだけど、やっぱり我らが松浦さんは時代が早すぎたんだと思うんだな。世が世なら彼は「TK」だったんだよなーと。たぶん5年早かった。
早くからチャカにラップ(スピーキング?)歌わせてるし、ブラックの要素を取り入れてるし。アルバム『ATLAS』収録曲の『Wars』はジャングルだしね。まぁもともとチャカがそういう志向があったんだろうけど。リズム&ブルースとか。彼女はブラックの方が合うなとも思うけど。歌声は高い方はcuteな声だからPOPな歌に合って、彼女の地声に近い低い方はブラックミュージックに合うんだよな。なんかそういうのって珍しいよね。
なんつっても早くからシンセサイザーとかデジタリックだったのにも関わらず、いわゆるYMO的なデジタルデジタルしない、「ピコピコでござ〜い」とせずに、温かみを感じるファンタジーアナログ方向な音に仕立てたのが、コレまたスゴイんだよな。だから今聴いてもいっこうに古びない。
で、時代が彼らに追いついてきた、背中が見えてきたと思った頃に彼ら活動停止するのだ。
「早すぎ」な人は時代の橋渡し、架け橋的な存在なんだよな。バトンが渡ったとおもったら彼らは消える。こういう存在が先にあって、「TK」が時代に受け入れられるような素地ができるのだ。