デジタルネイティヴ世代について。
またまたTVの話。リモコンいじくってたらアンダー20(20才以下)の若者たちの意見交換番組みたいなのをやってて、何度も言うけど『しゃべり場』みたいな番組は好きなので、ちょっとそのまま見続けるコトに。
この年齢の若者たちは、もう生まれた頃からパソコンやインターネットが普通にある世代だ。デジタルネイティヴ世代と言ってもいいだろう。そういう彼ら彼女らたちからしてみれば、もうネットやSNSはあって当然の当たり前のモノで、逆に人と人とのアナログ的な接し方が新鮮というか飢えてるというコトみたいなんだな、聞くとどうも。
CDを買いますか?という問いに、買う人がざっと半数はいた。理由は「やっぱジャケットが、、」とか「サインもらいたい」とかさまざま。配信されてるのを聴いてCDを購入するという人も。そして路上パフォーマンスをしてると、この世代の若者たちが一番投げ銭をくれるらしい。そういうモノに理解を示し、抵抗がないというのもありそうだ。
やっぱデジタルとかネット、SNSなどいくら発達しても、ソコでショートカットできたトコロで、最終的なトコロや勘所、キモになる部分では「人と人」という超アナログ的なやりとりが必要になってくるし、ソコはネット検索のように、単語を打ち込めばすぐさまポンと回答をくれるような即時性はなく、ジリジリ地道な作業やらが必要になってくる。「百聞は一見にしかず」みたいな「会って話をする」とか、お互いの感情や信頼、相手の体温を感じられるかどうか。そういう部分はなくならない。
たぶんバランスなんだろう。コレだけデジタル的なモノが発達してしまえば、デジタルの即時性とか利便性はやはり有用だし、今となっては必要不可欠なモノだし、否定できるモノではない。「どっちか」というよりは「どっちも」であって、どっちかに偏ってると人の中の欲求として、もう一方を欲するという、そういうバランスを自然にとってるんじゃないかと思う。
今のデモなんかもそうなのカモしれない。告知したり声かけするのはネットやSNSで瞬間的に伝えるコトができる。ソレはデジタルの便利なトコロだ。でも肝心な、最終的な形は、やはり「デモ」というちょーアナログなやり方だ。ソコには「つながりの可視化」=コレだけ賛同者がいるぞ!という視覚的効果があるワケだね。
でもこういうデジタルネイティヴ世代は、ジリジリ地道に時間をかけて育てるみたいな、持久力や集中力が必要になってくる事柄、↑に書いたデモのようななかなかすぐに回答が出ない問題に耐えられるかな?というのは、おいらみたいなおっちゃんにはあるのだが。