車にのらない車好き。vol.5
「ダウンサイジング」に焦点を絞ってくと、アウディのA3に1.2リッターのエンジン(TFSIとか言ったカナ?)が搭載したクルマが今回出展されてる。コレはたぶんVWポロの1.2リッターエンジンなんじゃないかと思うけど、近々発売する予定なんでしょう。
ワタクシは以前のショーで、メルセデス(ベンツ)がF700というSクラス級のショーカーに1.8リッターのディゾット(ディーゼル+オットー(ガソリン))というエンジンを搭載してたのを見た時、「こんなドンガラの大きなクルマに1.8?!まさかぁー!」と思ったのだけど、あながちソレも冗談ではなく、いずれSクラス級でも2リッター以下にするんじゃないか?と思ってる。今回BMWも1.5リッター直3ディーゼルのHV車を出展してるのだけど、そのクルマも車幅1.9mとデカい。
馬力とかトルクが十分なら排気量は小さくても構わない、むしろ排出ガスの量は少ない方が良いのだから小排気量エンジンの方がいいワケだ。
そうすると今度はVWのパサートというセダンのブルーモーションシリーズが1.6リッターなのだけど、そのへんも分かる気がするし、A3が1.2リッターでも分かる。たぶんエンジンは今までのより2クラスくらい下に落とす感覚なのだ。
だからエントリーグレードは800ccから始まる。800ccから200ccか400cc刻みぐらいで2000cc(2リッター)まで、というエンジンのクラス分けになるんじゃないかと思う。
コレにデカいクルマは場合によったらHVにしたりするんだろう。今回メルセデスはSクラスのプラグインハイブリッド(略:PHV)を出展した。SクラスのHVは既に発売されてる。ソレは明らかにレクサス(トヨタ)LS600hに対抗したモノだ。こちらはリチウムイオン電池を使ってるからトランクを犠牲にしない、と優位性を喧伝してる。対抗心メラメラである。
前回L1が「タンデム2人乗り」と書いたけど、そのようなバイク風に仕上げたコンセプトカーも多く、今回目に付いたのはプジョー「BB1」。コレはスマートよりも短い2.5mという全長に4人を座らせるというショーカーで、どういうふうに座るかというと後席の人は全席をまたぐ格好で座る。ようするに後の人のマタグラに前の人が座る格好になるワケである。見ると「なんだかなぁー」「ソコまでして4人座らせなくても、、」と思うが、コレはバイクだと思ってみれば別に変じゃない。実はハンドルはバイクのようにバーハンドルなのだ。ようは「車」というよりは「バイクが2台横に並んで、屋根が付いて、車のように見える」というイメージなんだと思う。そう解釈してくれ、というコトなんだろうけど、でもやっぱりクルマだ。オモロいけどせせこましい、、。ちなみに日産もバイク風なのを出展してる。つづく