東京モーターショー。
プレスデーか何かなのかニュースでモーターショーが取り上げられてる。今年は陰謀なのか(笑)同時期にロサンゼルスでもモーターショーを開催してるので、あっちの方が日本より市場が大きいというのもあって、いわゆる外車の企業の出展が少ないのだけど、逆にガラパゴスな&現在国内売れ行きが好調な軽自動車の出展が目立つ。「軽とハイブリッドだけ好調」という状況が自動車の企業にとって良いのかどうかは分からないが、まー元気があるのは良いコトだ。思えば20年前、バブルが弾けた後のモーターショーなんて哀しいモノだったからなー。ちょうどエコロジーとか叫ばれ出した頃の環境グルマのつまらなさといったらなかった。なんてたって華が無い。アレから20年経って低燃費とかがもはや当たり前になって、クルマのデザインも良い悪いの好みの問題は別にして、随分面白くなったし元気になった。
今年のモーターショーは何故か軽スポーツの出展が多い。ホンダのS660コンセプト、ダイハツKOPEN、たしかケータハムのスーパー7軽バージョンも出展されるんじゃなかったかな?
やっぱりS660はカッコい〜。アレは確実に市販されるんだろうけど、たぶん以前モーターショーに出展したCRーZ同様、もう少し現実的な量産レベルにデザインが落とし込まれるんだろうなとは思う。尻上がりな感じがもう少し抑えられたり、タイヤの径が小さくなったり、内装はもっと現実的になったり。バランスはトコロドコロ違ってくるだろうけど、でもかなりイメージは保たれて販売するだろう。
KOPENのデザインはワタクシはあんまり刺さらないのだけど、でも出るだけいいとは思ってる。こちらも市販する予定。
ケーターハムのスーパー7の軽バージョンが販売されるというのを知った時は「やるな!」と思ったけど、こちらは輸入車でもあるし、もともと大量生産車でもないので、上の2台よりは高価になるのは仕方ない。でも軽だから250万ぐらいが妥当か?と思うんだけど、おそらく300万以内じゃないかと。660ccのエンジンでもなんせ車重が軽いから軽快だろう。ただ日本は雨降りだからな、、。メインは別にあっての2台目3台目のクルマにいいんだろう。
あとスポーツじゃないけど、次もやっぱり軽でスズキのハスラーていうのが良い!雑誌に書いてあったけど「ラパンのSUV風」ていうたとえが1番合ってる。背高ラパン。もしくは○ヨタのFJクルーザー軽バージョン(こっちの方が分かりやすいか)。アレは可愛いし、ミニみたいに車色がツートンで、モノとして欲しくなっちゃう。クルマでこういう感じは久しぶりだ。かつてワゴンRとかをモーターショーに出展してた頃のスズキのデザインの良さを取り戻したというか、あの頃のデザインのテイストが感じられて嬉しい。今回のモーターショー出展車の中で、ワタクシ的に1位だ。ハスラーはクーペ(4ドアクーペ)もあるんだけど、レンジローバー・イヴォークのイメージを拝借してるんだろう。こちらはたぶん市販はされないと思う。
でまたスポーツに戻るんだけど、あの幻のホンダのスポーツ360を復刻させたのがスゴいよな。市販の予定はないんだけど、こっちを売ってくれ!て感じ。そういう人多いと思うよ。やっぱり昔のクルマてつくりが丁寧というか、たとえ軽だとしてもまるで工芸品のように1つ1つ丹念に作られてる、細かいトコロに手が行き届いてるような感じがするんだよね。だからの今のクルマと発するオーラが違う。やっぱり人の手が隅々まで入ってるから、隅々まで宿る魂が感じられる。
そんなコトで今昔の360cc規格の軽に注目してて、中でもマツダキャロルがいいんすよ〜。昔はどっちかつうとダメな部類だったんだけどねー、今見るとあのクリフカットもいいなと。結局アレのおかげで室内空間の向上につながってるワケだし、リヤエンジンだからエンジンのスペース確保を考えると兼ね合いでああせざるをえない。でもソレが特徴になってるんだよな。
室内だって、見た目より体感的にケッコー広いと思うんだよ。ヘッドレストが無いから目の前の視界が抜けてるし、ダッシュボードも今みたいに出っ張ってないだろうし、何よりドアとかピラーとかが薄かったり細かったりするだろうから。前に大人1人、後にもう1人座っても全然せま苦しくないんじゃないだろうか。なんなら横に子供1人づつ座っても。ただまぁエンジンがなかなか暖まらなかったりするんだろうけどな、とくに今の季節。あとまーうるさいはうるさいだろうね。ソレらも含めて「味」とするかだよ。
軽に限らず、昔の国産車てアメ車の影響が色濃いんだけど、このキャロルも昔のアメ車のデフォルメ、寸詰まりみたいな印象。でも色なんかをもっとツヤツヤにしたりするとかなりゴージャスな感じになると思うんだよな。「小さな高級車」みたいな。