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ナマズと楽器に向かう姿勢についての相対性理論。

もう何年ブリなんだろ?てぐらい久しぶりのタイガーショベルノーズ(略:ナマズ)のライブに行ってきやした。説明しよう。タイガーショベルノーズというのはヨシノモモコさん考案のバンドで、何度かのメンバーチェンジ後(実際はあまり変わってないのだが、、)現在はMAMAA(ギター&ボーカル)、PICOLLI(ベース)、KARICOLLI(ドラム)という3人組編成である。MAMAA=ヨシノモモコさんであり、PICOLLI=ヨシモさんの妹さん、KARICOLLI=ドゥードゥーズ(休止中)のNAOKIZ☆さん(ベース&ボーカル)、というタネあかしするとこゆコトなのである。で今回は彼らの今んとこ最新版の音源7インチレコード『カプチーノ☆ツイスト』のリリース元の(レーベル持ちというコトなのか?)、BANDメンバーRYANさん(ギャージンである)つながりでライブに参戦!とこーいうワケなのであった。
でまぁ、話はチケット購入から始まるのだが、どーもいつものよに「ヨシモさんが売る」いう行為がイッコーに行われないので「、、、?」と思いつつ、結局3日前ぐらいに今回のライブの主催元のサイトで予約した。ギャランティーはどゆ風になるんだろ?とか、呼ばれたんだから売上に関係なく保証されてるのかな?とか、あー当日受付で「観に来たバンド名」を告げるシステムかな?とか思いながら。
今回のライブ場はお初のトコロで新宿club Doctor。当日は祝日(勤労感謝もヘッタクレもあったもんじゃなし。感謝じゃなしにゼニをくれ:笑)だったので、バイトでヘロへロボロゾーキン状態になりながらも、なんとか西武新宿ぺぺ内のセガフレードにたどりつき、あとはガー行って左にグイーンと行けばいいのだー、とメッツメッツォを飲みながらホっと一息。で足を休めた後「さぁ行くか!」と店を飛び出たはいいが、思った以上に直線部分が続き、なかなか西武新宿線高架下を左にグイーンができないのでアセる。アレこんな長かったけー?
やっと左に曲がり高架下をくぐったソコはいわゆる西新宿というゾーン。この辺は探索でケッコー歩いてたのだが、ソレでもソコを突き抜けてさらに左!というのは未知のゾーンだった。ともすれば住宅街、の道路沿いにライブ場の建物発見。地下へ降りる。
バンド名を告げるシステムでもなくふつーにチケットを受けとり、扉を開けると既にライブは始まっていた。1組目のマイティモガルズのサウンドはドンドコ原始ROCKである。太古のリズムで血沸き肉踊るてヤツである。ボーカルは女性なのだが女性というよりも「野性」である(もちろん歌声ね、歌声。男勝りである)。久しぶりにネモトド氏のギターを聴いた。あーコレコレと思う。
2組目もゴリゴリ系のパワフルサウンドだったので、その次のナマズの位置てのはどーなんだろ、、?てココで若干不安に思う。
で結論から言えばそんな不安は思い損!というコトで、かえってゴリ音が続いたので気楽というか、なんかまったりとしたね。い〜い湯加減みたいな。そいえば出演者は男率高かったもんな〜。ヨシモさんは今年2度目のライブで、見た感じはキンチョーしてないっぽいけど(内心はどーなのかワカラナイけど)、2曲ぐらいやってMCに入り出したあたりからノってきたみたい。ノドの調子もいいみたいで(たま〜にガラ声の時があるけど、、:笑)、な〜んだ、久しぶりの方がいいのか?とすら思った(笑)。
でもやっぱ観てて思ったのは、さすが10年以上ライブをやってるんだなぁ、と。ある水準のモノは必ず見せるというか。セルジオ越後氏いわく「追いこまれた時に結果を出して、感動を与えるのが真のプロ」なんだって。ソコまでのモノはなくても、やっぱりしっかりしたベースができてるな、というのが感じられた。だから久しぶりでもできるんだと思う。ヨシもさんはなんだかしっかりくっきりはっきりと自らの疲労口内炎という形となって現れるみたいで、もーブレーキのこわれたダンプカーのような馬車馬ライブは、自ら白旗ギブアップサインをだしてるので。でも久しぶりでもちゃんとできるんだもん。もちろん練習してるんだろけど、だからマイペースで、やれる時にふら〜っとみんなで楽器持ちよって音鳴らせばいいと思う。ソレが大人の楽しみてモンだ。
ベースのピリちゃんさん(なんて呼んでいいのかいまだにワカラナイ、、)は思い返したら、去年のギンガムズ以来だ!と思う。ホントこの人のプレイスタイルというか、ベースを弾いてる姿勢というのは変わらない。いや良い意味でね。心情とか自分なりのテクニックとかそゆコト抜きに見た感じ。変わらないてのもいいコトなんよ。ソレは彼女の長所だと思う。なんか彼女のベースを弾いてる姿を観てたら、人間の楽器への付き合い方というか向き合い方みたいなモノてあるな、と思った。ある面はっきり楽器を通して「その人」が浮き彫りにされてしまう。乱暴に付き合えば乱暴な音で、丁寧に向き合えば丁寧な音。ソレはギターよりもピアノとか管楽器とかの方がよりハッキリ解ると思うけど。だからやっぱりギターとかベースも楽器なんだな、と改めて思う。感情や気や姿勢がのるんよ。のるから聴いてるワタクシらはパワーをもらうワケで、結局は音の波というエネルギーだから。そーするとライブで自分が弾いてる姿を観てもらう、てコトにも意味があると思う。ぶっちゃけ音無しでも楽器を持ってる・演奏してる佇まいを観てもらうだけで、こちらは何かを感じ取るコトができるのよ。
とまームズカしいコトはさておき、計7曲、上昇線描いてさぁコレから!て時に終わりと相成りました。サニチャーの曲はやらなかったけど、カヴァー3曲ですか。1曲目は忘れちゃったけど、2曲目のはメロディーが可愛さ満点でキャッチーな感じ。3曲目のはこゆのヨシモさん好きなんだろーな、というような佳作。なんとなくこーいうのとこーいうのとこーいうのは好きなんだろな、というのが長いコト聴いてきて分かるよになった。もちろんソレ以外にもあるだろーけど。ナマズのは7インチレコードにも収録されてる「Stupid Stupid」と「Rag Tag」、「Late Anoraker Goes On!(Liveバージョン)」と「カプチーノ☆ツイスト」でシメ。
ナマズて音源を聴くと「脱力・へっぽこ・ズッコケ青春サウンド☆」て感じで、良い意味で脱力感があるんだけど、今回のライブを聴いたらなんかアットホームな感じも醸し出てて。ミョーにね。なんでだろう。バンドの順番のせいもあるんだろーけど。バックアタックガールは今回やらなかったけど、アレて「ズッコケ青春」の部分の最たるモノで、もーほら、年齢的にも青春ではないし(笑)。音源リリースも1999年だから、もーだいぶ日は経つしね。なんかこーいうアットホームな方向に脱皮したよな印象。バンドのあり方としてはとてもいい方向に進んだと思う。全体的にいい感じ・いいテンション具合だったなぁ。本人たちは意識してるかワカンナイけど。
こんなテンションをキープしたまんま、またたま〜に3人が集まっては音を鳴らすという形がいいなぁ、と想う。そんなホームができたじゃない、と。オートマだと3人がベテのランだからヨシモさんとしては気楽なんだと思う。安心してまかせるとこまかせられるてね。表現力も∞だし、みたいな。でもナマズだと最小構成だからヨシモさん自身もしっかりやらないといけないし、オートマの時みたいな安心感は、そこまではないとは思う。演奏のレベルも違うだろから、やれるコトの範囲も変わってくるだろし。オートマは人気者だし、見る側も大好物だぁ〜て気合入って、観る方演る方双方ともテンションがガーっとなってると思うんだけど、ソレもいいけどゴチソウばかりじゃ疲れちゃうし、、なんか家で作ったカレーとかそゆの食べたい、てそんな感じ。ゼイをつくした、シェフが腕によりをかけたモノもいいけど、おっかさんのにっころがしが食いたいとか、肉より魚がいい、とかそんな感じです(よくワカラン:笑)。コレならずっと食べれます、てね。
あとヨシモ音楽のグローバルさとかを垣間見たよ。出演者の外国人バンドの方が喜んでヨシモさんと何やら話し、ジハンをバックに(笑)デジカメで写真撮ってた。やっぱ音楽は国境越えるね!Music is Borderless!な夜でしたん。