「今でしょ!」は象徴的な言葉。
ちょい時間があるのと、昨日書いたのがちょと加速がついちゃったので、今まで書かずに黙っていたんだけど書いてしまおか。いや、グローバルの方ね。
まず、あの企業も新興国とか人件費の安い国で商品が作れなくなったら、どうすんだろてのがあるよね。どこの国も人件費が高騰するようになってさ。だから会社を100年200年存続させようとは考えてないんだよおそらく。ぶっちゃけ自分の代だけもてばいい、逃げ切ればあと知らない、オマエラに任せた。
別に「企業」てククリじゃなくてもいいんだけど、グローバルに手を広げて世界一になったとすんじゃん。あとはその座を維持するしかない。「世界一」ていうのは他に2位3位がいるワケで、争う相手がいるワケだ。そういう相手がいるうちはいい。打倒すべき商売敵と目標があるうちは。でも世界一になって争う相手がいなくなったら、自ら敵を作って自ら倒すようなマッチポンプをやらざるをえない状況も生まれてくる。ま、どの「国」とは言わないけどな。
政治家てのは、全員が全員とは言わないけど「次の選挙で当選するコト」が自分の中の優先順位第1位になってるじゃなかろか。自分の今の地位と保身が全て。よって長いスパンでモノゴトを考える、なんて変わった人はいない。たぶんそういう人は政治家の中では「変わり者」扱いなんだと思う。
20年30年後なんてどうだっていい、知ったこっちゃない。だってその時はその時に責任のある人がやればいいんだから。未来の誰かがやればいい。だからリスクの大きい決めゴトは先送りになる。原発の処理とかもそう。どんどん先延ばし。
だから政治家に「長いスパンで、、」とか求めるのはナンセンスなんだよ。ソレより次の選挙が大事だから、次の選挙までにミスを犯さない、できればなんらかの成果が(中身のないバブルでも)をあげられればなお良いそういう思考。
コレを変えるには、もう選挙制度そのものを根本的にから変えないと、だろうね。
逆に20年30年先のコトなんてかんけーないから、言いたい放題無責任なコトが言えるてのもあるけど。
こういっちゃなんだけど、だからご老体の政治家てのはどうなんだろて思う。あんたが20年30年先のコト言う?ていう。期待できないよな。でもこういう人たちがいつまで経っても退かないから、鉄の縦の関係で若い政治家なんかは従わざるをえない、ていう構図もあるだろう。たぶんあの世界はトップダウンもいいトコ、なんだろう。上の人にご退出願わないと、下の人たちがいくら「変えたい」と思っていても、なかなか抗えないんじゃないだろか。そうするとココ10年20年は状況にあまり変化ないような、というかますます右肩下がりの悪い状況に陥る可能性も。
ちょとハナシがそれちゃった。ようはこの国もグローバル企業といっしょになった、というコト。「次の四半期の数字」しか考えない企業と「次の選挙」のコトしか考えない政治家。短期的で長いスパンでモノゴトを考えないので、100年200年先なんてどーなるか知ったこっちゃない、だ。
「今でしょ!」ていう予備校の先生の決め文句が流行ってるけど、やっぱり流行語てのはその時代の気分を表してるモノなんだな。