マグ時計のつくりかた。その2
さて、前回から日が経ちましたが、今回はムーブメント用のアタッチメントを作りやす。
そのためにはマグの内径を測らないとなので測定するんですが、ノギスがある方はもちろんソレを使って結構ですけど、なくても円切りカッターがあれば、円切りカッターに目盛りが刻まれてるので、ソレで測定するコトもできるのであります。円切りカッターは(ちなみにノギスも)¥100ショップで売ってるトコロは売ってやす(○イソーで確認済み)。
円切りカッターの刃先と針を、マグの内径(一番長いトコロ)に合わせます。
合わせたのをネジで固定した後、定規に当てて寸法を読み取ります。コレだと内径68mmです(そんなに正確じゃなくてもいい)。
68mmは直径なので、半分の34mmの半径に円切りカッターを合わせた後、
コルクボードをくり抜きます(画像はコルクボードの裏)。くり抜きやすい面からくり抜いた方がいいでしょう。
ムーブメントの径40mmの半分、20mmに円切りカッターを調整し、くり抜いたモノの針穴を合わせて同じようにくり抜きます。ココにムーブメントが納まるワケですな。
コルクでも同じようにやってみやしたが、コルクはつぶつぶが圧縮されてるので、カッターでくり抜くとつぶつぶがボロボロと欠けて、見た目はあまりよろしゅうございませぬ。ただこちらの方が厚さ的に、円切りカッターの刃の出の関係で、くり抜きやすいとは言えます。
一方コルクボードは円切りカッターの刃の出より厚いので(厚さ10mm)、両面からくり抜かないと(中心を合わせるのがやや「勘」になる)なので、「このコルクの厚さ(7mm)のコルクボード」があったら、そちらの方がよろしいかと思いまする。
こんな具合。こういうふうにするので、単三電池の四角いムーブメントだと加工難度が上がると思われ(真ん中を出すのが)、ボタン電池の丸いムーブメントを採用したのであります。
アタッチメントの素材は何でもいいんだけど、今回ワタクシがチョイスした¥100時計は秒針付きで安いからかカチカチ耳障りなんですよ。だから吸音性の効果も見込んでコルクとかコルクボードを買ってみたんだけど、あんまり効果はなかったね(笑)。よほど密閉させれば効果あるのカモしれないけど、ワタクシが使うマグて正円じゃないんですよ。若干だけどビミョーに歪んでて楕円。なのでアタッチメントをマグに納めてもスキマができるので吸音性もない。でも柔軟性というか弾力性が多少ある素材なので、マグに納めやすいてのはある。
ちなみにコルクボードを選んだのは、なんかいいのないかなーと¥100ショップで見つけたんだけど、表面のコルクはどうでもよくて、裏面の黒いスポンジ、EVAて言うんだけど、いわゆる普通の台所で使ってるような柔らかいスポンジじゃなくて、もっと目の詰まった密なスポンジがいいなと思ったので、コレを採用してみたのでした。ゴムでもいいのカモしんないけど、加工のしやすさもあるからね。発砲スチロールだと加工はしやすいけど、軽いから響きそうじゃん。カチカチ音増幅しそうじゃない?だから却下したんだけど。
アタッチメントはできたので、次回は針と文字盤を加工して、いよいよ完成ですぞ〜!