物件たずねて三千里29。
でもね、もうなんか「制限」とか「制約」とか考えるのもやんなっちゃったんだよな。いや、制限制約がある中でやりくりしたりして楽しむやり方もあるけど、ソレよりも最大限に自由にやりたいコトをやりたい!ていう気持ちの方が今は強め。
そんな中、第1希望地の経堂から物件が2件出た。でも1件はなんか情報が古い?物件の貼り紙には「テナント募集!即入居可!」と書いてあったので現地に見に行ったらお店が入ってるんだよな。アレ?もしかして情報古い??と。そういうのてたまにある。もう1件は立地的にはかなりいいんだけど予算がギリギリのギリでかなりキビしい。あんまりギリギリで始めてもなぁー。
まだ年明けの物件ラッシュが続いてる感じなんだけど、経堂は他はスケルトンとかデカい物件ばかりでなかなか居抜きが出てこないので、じゃあ目先を変えて近場はどうなんだろ?と。したら百合ヶ丘と読売ランド前に物件が見つかった。
百合ヶ丘なら家から原チャで通えるし、商圏は小さいけどお茶できるお店も少ないからお店作ってもいいカモな、なんて思った。でも見に行ったら「ココはねぇーな」と。いやね安いんだよ!18坪家賃12万敷金40万!安すぎ!どんな物件?と思ってたけど、まー雑居は雑居だろうと思ってはいたけど見たら「入りづら、、」て感じ。ソレに店作ってもココは目に入らないなと。そういうのはね、もうピピっとくる感覚で即パス。イメージが湧かない。
で同じ日に読売ランドの物件も見に行った。こっちも雑居なんだけど雑居は雑居でも「ひらけた」雑居て感じ。駅のそばで通りに面してるので建物が目に入りやすく店の認識もしやすい。物件は4階なんだけどココはエレベーターあり!よって高さの抵抗は無くなる。逆に「眺めのいいカフェ」というコンセプトで他店との差別化を図れたりもする。
駅周辺には大手チェーンカフェやマック(マクド)とかいくつか飲食店があるけど、そのうちの1店に入ったら「老若男女いっしょくた」という感じで騒がしい。店員も慌ただしさがある(対応は悪くないけど)。お客さんが割合ひっきりなしに入ってくるのでその対応に追われている、大手チェーンなので人員は最低限におさえているため仕事量・店員の負荷が大きい、などなどそういうトコロから来る「体質」とも言えるような慢性的な慌ただしさとでもいうか。
そういう店と差別化を図るなら「1人でも静かに過ごせ、ゆっくりくつろげるカフェ」という店のコンセプトイメージも見えてくる。ソコはワタクシの店のイメージと合致する。そして「いっしょくた」という雑な扱いではなく、自分なりのセンスを生かした独自の魅力のある店。店内を見回すとそういうお店があれば来店してくれそうなお客さんも見受けられる。
こういう小商圏・スモールコミュニティ的な町というのは人口は少ないから大手はムズかしいんだろうけど、ワタクシは個人でしかも1人でやろうとしてるので、個人店なら利益も見込め運営していきやすい。1人でやるとなると対応できるお客さんの人数に限界があるからね。だから逆にたくさん来られても困るワケで、接客もおろそかになってかえって迷惑をかけてしまう。そしてこういうトコロならお店を作れば認識されやすいという利点もある。「街のネームバリュー」という点を考えから除けば、個人店にとってはこういう小商圏の町というのも競合が少ないので選択として「あり」なのだ。
今のトコロ、ココは印象としてかなり良い。