大連立本格化!
格闘技界に怒涛の展開!!K−1のFEGと旧PRIDEのスタッフが年末以来の大連立、3・15に「DREAM」という格闘技イベントを開催。この「DREAM」はHERO’Sの代わりに毎月開催するという。いよいよ大連立が本格化するというワケだ。たしかに年末の「やれんのか」で春に何か動きがあるとはほのめかしていたけど、まさかホントに成るとはなぁー。
しかし大所帯になるな。選手も単純に倍になるんだろ。いや、そんな単純なモノじゃないけどそう考えていいくらい。そうなると中には試合に出れなかったり扱いに不満を持つ選手の1人や2人出るんじゃないだろうか。ソレよりかつては共に仕事をしてた仲だったカモしれないけど、袂を分かったり選手の引き抜きやらの過去のモメゴトを引きずったりで、FEG側のスタッフと旧PRIDE側のスタッフの関係修復がうまくいってるとは思えないんだが。ただTプロデューサーが「アメリカのUFCが相手なんだから、今はいがみあってる場合ではない」という大義名分があるからつながってるに過ぎないような。でも過去のコトや細かいコトをどうのこうの蒸し返してる場合でもない。いがみ合ってたら格闘技界が沈むばかりだから。ただそういうつながりだからこそコレは常に「爆弾」を抱えてるようなモノだよなー、という気もする。
ようするに不安定なのだ。PRIDEが地上波で放送されなくなって突如契約を切られるというかつての「汚点」というのもあるし、TBSもTBSでちょっと「黄信号」な感じではないか、あの局自体。あの局のスポーツ番組というジャンルは。少なくとも矢印は上向きではない。まだまだいろんな面で流動的だ、と言ってもさしつかえないような。
だから五味選手はスタッフ=「人」がしっかりしてる、クリーンなイメージのある「戦国」を選んだんだろうな。まぁその点は雑誌を見て分かったのだが。五味選手は大晦日で決断したという。ひょっとしたら彼には「来年は大連立が本格化する」というのがなんとなく見えたのカモしれない。でもPRIDE崩壊というのも見てきてるワケで、もうそういう危ない・危ういトコロには所属したくないという気持ちが強かったんだと思う。試合をできるかできないのか不安な気持ちでい続ける、そういう可能性が払拭できないトコロに戦いの場を求めるよりは、まだコレからだけど真っさらな、信じられそうな「戦国」という場を選んだのもうなづける。選手は命を預ける場なのだからソコは慎重になるのは当然だ。そういう意味でコレからの「選手生命の時間」を考えた吉田選手の「戦国」の選択も納得。でも「戦国」のWVRだっけ?この団体は他のイベントに出てもさつかえないというオープンな契約のようだけど。五味選手の場合、雑誌にも書いてあったけど彼のジムの教え子に自分の戦いを見せる、道をひらくというまた他の選手とはちがう役割があるからな。ソレはあるだろうなと思ってたけど。吉田選手も道場を持ってる。やはり守るべきモノや教え子がいると他の選手と考え・選択がちがってくるな。
しかし一番の気になりドコロはやっぱり前田氏と高田氏の関係だろう。どうするんだろうか?と思ってたら、前田氏はSVを降板→アマMMAの方に力を入れてくようでFEGとの関係は切れないみたい。切れるとなるとリングス復活構想はどうなるんだろう?と思ってたけど。前田氏だって何かしら彼なりの思惑があってFEGと関係を持ったのだろうし、ソレは彼のリングス復活にいろんな面で関わってくるだろうというのは考えられるコトなので、ソコから離れたら今までの何年間がムダになるしリングス復活もおじゃんになるんじゃないかと思っていたけど、とりあえずは「続行」という形のようだな。
でも前田氏が残る、となると高田氏はどうなるんだろう?まぁ高田氏はPRIDE後もハッスルだけだったので「今までと変わらず」でもいいのカモしれないけど。でも高田氏あってのPRIDEというのもあったし「彼がいないDREAM」というのはありえるのだろうか。でも、でもばかりだけどでも高田氏がいるとPRIDE色が強くなりすぎて「新しいイベント」感が弱まるだろうというのは想像つく。だったら前田氏もいなく高田氏もいない「風景」という方が「新しいイベント感」が強まる。スタッフも高田氏の扱いが一番ムズかしいんじゃないだろうか(笑)。でも年末の連立の会見でTプロデューサーと高田氏は握手したしなー。
2年前だっけか?桜庭選手がHERO’Sにマスクかぶって来て。「両方の架け橋になれれば」。まさにあの発言の通りになったけど、なんかそう考えるとアレすらも、いやもっと前、桜庭選手が高田道場を離れてというあの辺から流れが決まってたのカモしれない??とうがった見方もしてしまう。そうすると必然?ていう。
そういえばヒョードルをエースにすえたロシアのM−1グローバルなんてのもある。
今年の格闘技界の動きから目が離せませんな。