『バシャール』第6回。
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「上を行く」というのは、たとえ自分がやられたとしても相手がなぜそういった否定的な感情を抱くのかという相手の信念・観念を辿っていく。このことは「待てよ、、」とワンクッション自分の中に置くことにもなり、相手に対する自分の中の反発心をクールダウンでき、1歩ひいた視点で冷静に分析する助けになります。そこから得たものを自分が学ぶことで、相手の「上を行く」ということにつながります。そしてその学んだことを自らが行動に移し、相手にそれを見せる・表現することで今度は相手がその姿を見て、学ぶことになるのです。これが好循環の始まりです。
他人を変えようとするより、自分を変える方が結局は早いということですね。対象や物事を否定的に見ても何も産み出さない、良いことはないということ。でも相手の否定的なエネルギーを「否定」するのではなく、それは認めることです。「否定の否定」ではなく「否定の肯定」。認めた上で「こうした方がいいんじゃない?」と態度なり何なりで自らが表現することで、相手は「自分の鏡」として見て学ぶことになるのです。ただそれも「期待しない」のが重要だそうです。期待をするとそこにまた混乱や困難が産まれるからだそうです。
このことは自分以外の何者か、だけではなく自分にも当てはまることです。自分が誰かに対して否定的な感情を抱いてしまった、何らかの障害があってそのことに否定的な感情を持ってしまった。でもそのことを悔やんだり罪悪感を持つのではなく、それはそれでそう思ってしまった自分の感情を、まず認めてあげることです。そして自分がどうしてこう思ってしまったのかというのを辿っていけば、いわゆる価値観、自分が信じている観念・信念が分かるわけです。「こういう観念・信念があるから、自分はこういう感情を抱いてしまった」。それが分かればクールダウンされ自分の感情がニュートラルになり、今度はその誰かや障害に対して肯定的な部分を見出すこともできるようになるのです。
ただこういうことは日常生活でもやっていますね。誰かに対してはじめは「嫌いだな」とか「嫌いなタイプ」という感情を持ってたとしても、顔を合わせてるうちに「この人にもこんないいところがある。認めたくないけど(笑)」というよう気持ちが徐々に芽生えたりすることもあります。
何も今までに書いたことは一瞬でやれということではなく、時間がかかってもいいんだと思います。そしてそれは意識的にやらなくても、自分の情熱に従って自分が楽しめる、ワクワクすることをやっていれば、その姿を他人は見て学ぶということになるのです。つづく