『バシャール』のつづき。
バシャール スドウゲンキ 須藤 元気/ダリル アンカ 須藤 元気/尾辻 かおる 大空 夢湧子 関連商品 レボリューション BASHAR(バシャール) 2006 バシャールが語る魂のブループリント 神はテーブルクロス by G-Tools |
ハイヤーマインドは宇宙の叡智とつながる自分の中の高い意識であり、智慧、ハートの部分。フィジカルマインドは顕在意識、思考、頭、ロジックの部分。脳はアンテナだと書かれています。バシャールは人の意識というのは、人が言うように意識層・無意識層という風に分かれているものではなく1つのものだと言っています。でもフィジカルマインド=意識層、ハイヤーマインド=無意識層とした方が、簡単に理解しやすいかもしれません。
前回書いた「神が降りてきた作曲」を例に当てはめてみますと、作曲をする人のハイヤーマインドからイマジネーションを通してフィジカルマインドにコミュニケーションしている、というメカニズムです。わたくしはこのイマジネーションというのがミソだと思っています。感覚や映像という形でイメージが想起され、それをフィジカルマインドで、言葉などに自分なりに解釈・翻訳をする。この時、脳というのは単なる「レシーバー」だということです。
わたくしたちの世界では、脳で物事を考えてるというのが常識ですが、実は脳では何も考えていない、と本には書かれています。ただ単に受信しているだけです。本ではラジオを例にあげています。大気中を飛び回っているさまざまな電波から、周波数をチューニングして、アンテナで希望の周波数の電波を拾い、スピーカーで音を聴く。脳はラジオでいう「アンテナ」の部分なのです。アンテナ単独ではラジオとしての機能もなく、物事を考えることもできません。この比喩表現は大変分かり易いと思います。
現代人はもちろん個人差はありますが、いわゆる頭を使って言葉を駆使するというような、とてもロジカルで左脳的な思考をする傾向にあると思います。だからといって、それを否定するように反言語的・右脳重視思考になるのではなく、ハイヤーマインドとフィジカルマインドの調和・バランスが大事だと書かれています。双方のバランスを取ることにより、ハイヤーマインドとよりつながりやすい=宇宙の叡智とつながりやすい状態になれるわけで、シンクロニシティやひらめきが頻繁に起こりやすくなっているのは、双方の調和がとれてきているサインだ、と書かれています。双方のバランスの調和が取れるということは、全体としてより効果的に自分自身の持つ能力(機能)を発揮できるということです。つづく