a cup of coffee。
カフェでコーヒーを飲んでぼんやりしていたら、ふと気づいた。そういえば、自分はあの頃の親の歳を抜いたのかな、と。何月何日とか正確には覚えてないし、自分が何才の時の出来事というのももはや忘れてしまったけれど、計算するとたぶん、追い抜いてしまったかあの頃の歳になってしまったか、だ。そうか、、と思う。
あの頃の家の風景は、断片的に、敷いてあった絨毯の柄や触りごこち、窓ガラスから差しこむ陽の光りとか色鮮やかに鮮明に覚えてる部分もあれば、ところどころ記憶から抜け落ちて、ブラックアウトしてる部分もある。あの頃の光と、空気と、自分の目線と。
あの頃、親はどんな気持ちだったんだろう。