物件たずねて三千里⑫。
つってもね、あんまり来店され過ぎても、1人で営業しようとしてるのでコレ困っちゃう。なのでまぁ2階ぐらいがちょうどいいのかなぁーなんて思ったりもしてる。1階の路面店でどやどやよりも2階でゆる〜りと。どうせ1人なので席数も抑えなきゃならない。今、候補にあがってる物件の半数は店舗面積がちょい広めなんだけどね。まぁでもソレは席数を抑えればいいので、ソレはソレでいいんだけど。
1人でやろうとしてるので、そんなに人が来られても困ってしまう。というコトはカフェだけでは売上がココロもとない。でもカフェはやりたい。となると例えば夜は夜でまた違うモノをやったりするというコトも考えられる。今はソノ方向で考えてて、夜をしっかり売り上れば、日中のカフェがそんなに切羽つまった感じでやらなくて済む=ゆる〜りカフェが可能になる、というワケ。やりたいようにやれると。
お客さんにくつろいでゆっくりしてもらう、長居OK!というカフェにしたいとなると、その思いとはウラハラに売上は落ちてく。だからチェーン店はこの反対なんだな。例えば来客人数が同じ10人だとしても客単価¥700と¥3000では¥7000と¥30000、コレだけの差になる。夜はお酒とか食事を絡めやすいので、日中より売上をあげられやすい。ワタクシが考えてるのは、この場所だと夜はお酒もいいけどお酒というよりは、複数人、家族での食事とか、日常の中でのちょっとしたごちそう、を考えてる。
日中のカフェも、この場所では「毎日使い」というよりも「日常の中の非日常」「ちょっとした自分へのごほうび」「プチぜいたく・プチごちそう」的な利用のされ方を考えてる。毎日使いのお店というのはチェーン店のように手軽安くないとムリでしょ。ソレじゃ個人店はやっていけない。同じ土俵で勝負しても圧倒的な力の差で勝てるワケないので、その価格帯とは違うトコロに持っていかないといけない。というコトは大手チェーンよりもお高くなる。というコトは「日常使い」というよりも、週1とか週2週3ぐらいの使われ方を考えた方がいいというコトになる。ま、一般的なカフェの価格帯か場所柄的に少しだけ安くしようとは思ってるんだけど。ローテーションの中の1つに加えてもらえればいいな、と。
この物件の欠点は「入り口が奥まってる」というぐらいで、あとは厨房の拡張性もあるし物件取得費も安いし、大きなトコロでは文句ない。例えばお客さんに「アレないの?」とか「アレ作って!」とか言われた時に、対応したくてもできない厨房の能力だったらどうしようもない。スペース的なコトとかね。せますぎてスペースに余裕がないと、機器を新しく置こうとしてもおけない。家庭にちょっと毛の生えた程度の設備で、やれるコトといったら限られてるので、ソコはちゃんと飲食店仕様なのを選べるのなら選びたい。今はいいとしても将来的にワカンナイもんね。その時も見越して、制限されてるよりは自由度があった方がいいと。
あと物件所得費が安い!都心側から離れるので安くはなるけど、ソレでも駅から歩いて2分なんだしさぁ。2階だけどね。内装造作も変じゃないしそのまま使えそうぐらいな勢いで。造作譲渡費なんてケタ間違えてるのかと思って、確認したら合ってるみたいだし、コレはおどろいた。だから今ケッコーココきてます。敗者復活戦からぐぅいぃ〜んとね。