物件たずねて三千里⑥。
続けてBクラス。
B−1・・・実はココは貸物件かは分からない。以前はソバ屋だったのだが移店する、という情報が入って今は空いてはいる。この物件は2.2坪という極小である。そのせまさでカウンター4席を設け、残りを厨房(作業場)として使用。コレだけのプチ具合なので本格的にというよりは、その前段階としての試験営業で考えた方がいいと思う。実際、ソバ屋さんも試験販売だったらしい。こういう前段階を踏んで自信をつけるのも一考。
B−2・・・4車線の国道がどーんと通ってるロードサイドに面した物件。この国道を挟んだ向かいに女子大がある。ホントに女子大の校門の真正面なのだが、この幅広な車道が2人の間を引き裂く大河のよう(笑)。歩道橋で渡れるのだが、階段の上り口とは逆の位置に物件がある。駅から遠ざかる位置になる。よって大学からの視認性はいいのだが「どうかなぁー、わざわざこっちに来るだろうか、、?」といった塩梅。この辺のロードサイド店はラーメンや中華ばかり。どうもターゲットとしては女子大生ではなく、国道を走る車のようだ。まぁたしかに単価的に考えればそうなる。がしかし、1つくらい女子大生向きな店があってもいいカナ?なんて思う。ラーメン・中華以外に何かあってもいいとも思う。でもだ。この物件は元ラーメン屋だったらしく、居抜き物件で造作・機器類もついてくる。機器類に関しては申し分無く「え、この値段でいいの?!」てな具合の驚き価格。ホトンド揃ってるので買い足すモノも少なくて済む。物件取得費もリーズナブルだし言うコト無しの上物かと思われるが、ちょっと機器類が充実し過ぎて、あまり客席数がとれない。元ラーメン屋なのでカウンター席のみ。ココで客席数をとろうとすると、カウンターを壊して作りなおしたり、厨房から大改修するコトになりそう。カウンター席のみで女子大生に来てもらいたいとなると、単価低く売上があがらないので経営が成り立たない気がする。単価が高ければ席数は少なくても、カウンターのみでもいいのだが、ソレで果たしてこのロードサイドで単価高い店がOKか?となると、たぶんNGであろう。そういうお店はどっかの隠れ家みたいにひっそりじゃないと。考えると深みにハマってキリがないが、やるとしたら機器類を活かして「スープパスタの店」なんてどうかな?