ハイ・コンセプト
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ダニエル・ピンク 大前 研一 関連商品 即戦力の磨き方 ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる フラット化する世界(上) フラット化する世界(下) 使う力 by G-Tools |
ですが、肝心の内容については昔から言われる右脳左脳の焼き直し話で、新鮮味はそれほどありません。今まではビジネスの場において、左脳人間が活躍してきたけど、もうそれも限界なのではないか?これから必要なのは右脳的発想・思考を持った人間だ!という具合で、この本では芸術家の人を賞賛しています。わたくしはまるっきり右脳なやぎなので、感覚的タイプにとっては喜ばしい時代到来!みたいな拍手喝采本のような気もしますが、右脳タイプからしてみれば、あまりに当たり前すぎて「何を今さら、、、」感の方が先立ちます。左脳な方もたぶんそれは重々承知しているけどできないよ、、という感じなんだと思います。
わたくしは右脳タイプと言いましたが、それでは自分でもあまりにあんまりだなぁ(笑)という思いを持ったため、たぶん高校あたりだったと思いますが論理的思考や物事の分析など、意識的に好んで自らに取り入れるようにしました。論理や分析というのは、現実を見なければできませんから。
この本にも書かれていますが、ようは「バランス」なのです、右脳的思考と左脳的思考の。手だって両ききな方が便利なわけで、より多くのことに対応できます。そしてこの本では右脳的思考を持つために1つ突っ込んだ方法を示しています。そこは従来の右脳左脳本より優れてる点だと思います。
それにしても、わたくしがこの本を購入した書店の、翌週のベストテンで第1位になってたので、世のサラリーマンの方々もなんとなく気付いてることではあったんだろうな、それが必要なことを。もしくは新しい発想というものをいかに時代が欲してるか、という現れの結果が「第1位」なんだろうな、とそれを見た時思ったものであります。