中国とベトナムと、時々、日本。〜ベトナム編〜
先日、ワタクシが去年受講してた店舗起業支援塾の受講生の人が起業したというコトで、起業報告&お祝い会を渋谷でやった。ワタクシは久しぶりのシブヤ。ちょこちょこお店も変わってるなー。久しぶりなのでタワレコまで足を伸ばす。平日だからまだいくらかマシではあるけど、やっぱりこの街は歩いてるとイラっとくるしクラっとくる。人間関係を覗いてみたがスコーンがなかったのでパス。セガフレードでメッツォメッツォ&ビスコッティ。シブヤとか新宿はとかく気を使う・気を張り詰めなきゃならんというトコロが疲れるのだな。
待ち合わせは109。宴の場所はセンター街にあるタイ・ベトナム料理店にて。下は就職の決まった大学生から、上は早期退職して第二の人生を満喫してるという年齢幅。国も中国・日本・ベトナム。そんな8人が同じ卓を囲む。まずは333(バーバーバー)ビールで乾杯!
ゴイクン(生春巻き)、タイのさつま揚げ的なモノ(向こうではポピュラーなモノ)、ほうれん草みたいな菜っ葉系のかんら〜いヤツ(ひとつまみでアヒアヒ)、ちっさいパンの上にエビと肉のミンチをのっけたのを揚げてカリっとさせた、カナッペ的なエビトースト、コレらをつまみながらメインのタイスキ(タイ風すきやき)を待つ。
起業をした人の話を聞くと、ベトナムに会社を作ったという。ベトナムに本社を作り日本に支社を作ったとのコト。コレてスゴいコトらしい。ほら、ベトナムて社会主義国でしょ。だから基本的には100%外国人で会社を作るコトてできないらしい。その点は中国もそうだと言ってた。ただ中国は今、経済成長が著しいワケで人件費やら何やらだんだんウマミがなくなってくる、と。ところがベトナムはコレから伸びる国で、物価も日本の100分の1ぐらいみたい。一番言ってたのは税のコト。向こうで会社を作ると3年間は税がかからないとかあるみたい。だからその3年が勝負と言ってたけど、結局起業した人も手続きやら準備やらで4年かかったと言ってた。向こうの政府が首を縦に振るかどうかというのは、極端な話「気分次第」みたいに話を聞いてると思えた。もうあとこの書類を提出してコレが通れば会社設立OK!ていう審査の合格か否かの結果待ちに1年かかったて。ソレが9月にやっと返事が来た、と。やっぱこういうのて国によって様々だろうから、ピっとしてる国もあればピっとしてない国もあるんだろうね。
ただ大変面倒なその手続きさえ乗り越えれば、その先に広がる世界てのはスゴい、と。ある意味独占的なモノでもあるし、今回は会社の設立という基盤を作っただけで、ビジネスプランはコレから考えると言ってたけど、ソレはいくつものプランが考えられるだろうなと思う。その溢れんばかりのアイデアをコレから現実に実現できる、そのコトを考えるだけで毎日が楽しいだろうな、と思う。仕事が楽しいと言ってたよ。低コストでいろんなモノをベトナムから発信できる。ただ難点はベトナムからどうやってお金を持ち出そうというコトが未解決らしい。お金じゃなくてモノに変えてだとか、ソレもいろいろ考え中みたい。
やっぱ何でも始める時ていろいろ大変で面倒なコトが起きて、ワタクシなんか特にスーパーヘビー腰なので、おっくうでこういう活動的な人を見るにつけうらやましいなぁーと思うけど、その険しい山を登りきるとソコから見える景色てのは素晴らしいモノなんだろうな、と。新たに可能性が広がる、世界が広がる、またソコからいろんなコトが始まるんだろうな、と思う。