店舗起業支援塾⑤。
今回はネット通販入門というコトで、人気・繁盛ネット通販の成功の秘訣についての講義だった。一応全部のスケジュールをザっと分かってて、今回はネット起業の仕方とかも教えてくれるのカナと思ってたけど、先生はPC関係が詳しいワケではないというコトで。まーそーいうのは本いくらでも出てるからいいんだけど。だから今現在の人気サイトの「その秘訣は何ぞや?」というエッセンス部分を抽出して分析したと。
まず普通のいわゆる店舗、実店舗、リアル店舗とネット店舗の違いというのは、「立地がかんけーなし」というのがある。細かく言えば楽天に出した方が、自分で作ったHPでモノ売るよりはいいとか、コレが「立地」と言えなくもないけど、実店舗みたいに保証金1000万とかいう世界はではない、というコトですな。実店舗ほど出店費用のピンキリの差はない、というコト。あとは「出店費用がホトンドかからない」というコト。設備関係も最低限で済む。というコトはローコストなので、出店のハードルが低いというワケですな。もし失敗しても撤退しやすいという身軽さもある。一番でかいのが「商圏が無限大」という部分。ネットに出店して、英語や外国語ができるなら、ソレこそ世界各国の人々がお客さんに成りうる。実店舗ではまわりの人々とせいぜい情報を聞きつけてやってくる人たちしかお客さんにならない。なので、だからして、ニッチ(すきま)なマニアックな商品でも商売成立する可能性が高いワケ。ココ、赤ペンでアンダーラインしといてね(笑)。
別に外国語話せなくて日本全国だとしても充分商圏としては広いし、例えば「尺八」なんて楽器があるけど、コレを地元のまわりの人が何人買うか?商売として成り立たないよね。でも外国に住んでる日本人とかに需要があるカモしれないワケ。「戦国堂」ていう武将のリアルフィギュアを売ってるサイトがあって、なんでそーいうモノを売ってるかというと、武将の格好をした人形といえば五月人形しかないと。なんで子供の顔をしてるのしかないんだ!と外国人に言わせるとそーいうコトらしいんです。だからちゃんと大人が持つに耐えうる商品を売ってる、とこーいうワケ。「外国向け」というコトを強く意識すると、「和モノ」は需要あるんでしょーな。
あとは普通の店舗ではそんなに種類扱ってないモノを、ソレ専門でいっぱい取り揃えてるとか、自分で商品を作って在庫抱えたりしなくても、紹介したり、管理・仲介・仲立ち関係で利益を得るというやり方もケッコー盛んみたいですな。地元の特産品とか、日本各地の何々、イタリアの何々とか。予約受注で受注した分だけ仕入れて発送と。
ただネットでのデメリットとして「顔が見えない」というのがあるワケで、まーコレは買う方にとってはメリットな場合もある。でも信頼性に欠けるというのはいかんともしがたいトコロで、誠実で迅速な接客というのが、実店舗より求められる。そーいう意味で有名なショッピングモールに出店したり、いずれはリアル店舗を出したりとか、化粧品なんかだと買った人の使った感想や苦情・お客さんの声を書きこんでもらったりとかで、信頼・安心感を補っていくという必要性が出てくる。
あと実店舗は店内をパーッと見渡せば商品が一目瞭然だけど、ネットは画面をいちいち切り替えなきゃならないというのがある。なので何でもあって画面ごちゃごちゃよりは、単一商品を扱う方が向いてるというのがある。そもそもネットで何かを購入する場合、買いたいモノを検索にかけるというネットならではの探し方があるので、ウインドーショッピングで目に入ったモノ衝動買いというコトより、目的買いの率の方が高いワケで、そーすると当然売り方やら何やら実店舗と根本から違ってくるワケです。いろんな対策もこうじなければならない。
先生は人気のあるネット通販サイトオーナーの方々にいろいろ取材してるらしく、その中の「ラ・クチネッタ」というサイトについてのインタビューが書かれたプリントが配られた。先生によると繁盛の秘訣は10項目ほどあって、だいたい人気があるサイトは半分の5、6項目は当てはまるというコトで、ソレを検証するために配られたプリントに書いてある文章がどの項目に当てはまるか、というコトを各自やって、したらやっぱり5項目くらい当てはまると。
でワタクシはと言えば、もちろん選択肢の1つとしてはある。いろんな将来の可能性はあります。「カフェ」というのを軸にするなら、ネットでコーヒー豆を販売するコトもできるし、焼き菓子やチーズケーキ、いろんな物販も考えられる。どっちが本業になるかは分かりませんな、みたいな。実店舗がネット店舗のイートインという、ネット売上7:リアル店舗売上3ぐらいな、ネットがメインでそのリアル店舗という形になるカモしれないし。コレからは「カフェ」一本ではキビシーと思うので、あらゆる方向性を模索していかないといけないでしょーな。