コレからは「住み分け」が重要。
団塊の世代、第1次ベビーブーマーがこぞって定年を迎えるという、いわゆる「2007年問題」が取り沙汰されている。彼ら世代というのはひょっとしたら、自分のやりたいコトがやろうと思えば自由にできる初めての世代になるのカモしれない。ただしソレは定年後の話だ。60才以降。ワタクシからすれば、あまりに遅すぎると思わなくもないが、ソレでも彼らはやっと自分の人生を謳歌できる時間を獲得するコトができるのである。会社という組織から解き放たれてじゃー一体何をすればいいか?もーすでに夢ややりたいコト、目的が具体的な人はソレでいい。そーいう意味ではワタクシと同じである。ただスタートが彼らは遅いというだけのコトだ。ただ60からまた新たなコトをするというのはいろんな面でハンデがあるのだろう、とも思う。
具体的なビジョンがない人たちはどーすればいいか。隠居生活でつれづれなるままに、、という感じで暮らせていけたらいいが、もー彼ら世代でも年金だけでは生活できないと言っているのを聞く。不足分を補うためにどんな形であれ働かなければならない。となると彼等世代の働く場を作ってあげるのは、ワタクシたちの世代がするコトだと思う。
世は少子高齢という。高齢者費1人に対して2人が支えなければならない世の中がやってくる。高齢というが今の世の中60才は、まだ全然若い。もちろん働きたくない人もいるだろうが、まだまだ体が動いて働きたい人もたくさんいそうだ。そんな彼らは貴重な労働力である。ならば彼らに働いてもらう。しかし我々の世代と同じようなコトをしてもらうにはやはりキビシー場合もあろう。なので彼ら世代に合うような仕事をしてもらうのである。
ワタクシの「カフェ」というのを例にあげれば、彼ら世代向きな仕事といえば、コーヒー豆の焙煎なんて向いてるんじゃなかろーかと思う。まるで家で盆栽いじりをするがごとく、毎日豆を焙煎する。その豆をワタクシ(世代)が店でコーヒーを淹れて売る。お客さんの声をフィードバックしてあげると彼ら世代の励みになる。毎日の活力になる、というとてもいい循環のイメージがえがける。
↑に書いた「ネット通販」で考えると、彼ら世代には「職人」をやってもらう。やってもらう、というかモノづくりとかが好きな人に自分のペースで作ってもらえばいいのである。田舎で米や野菜を作ってる兄弟がいる。東京に出てきているいとこがガラス工芸をしている。そんな彼らのつくったモノをワタクシら世代が取りまとめてネットで売れば、家族まるごと安泰だ。家族全体に貢献できるのである。彼らは「モノ作り」を担い、ワタクシら世代は今のやり方でソレを売る「頭脳」役を担う。上手にソレゾレの持ち分を活かせ共生できる。
別に「自分ら」だけではなく、例えば各地の伝統工芸やら眠っている職人を掘り起こして、ネットでソレらを売っていく「バイヤー」的なコトも考えられる。もーそーいうコトをやっているベンチャー企業社員11名なり、なんて会社もあるのだろう。