この本の著者の中川ちえさんは「中川ワニコーヒー」の主人の奥さんです。コーヒーにはさまざまな淹れ方がありますが、この本ではプロユースのコーノ式ペーパードリッパーを使った淹れ方をしています。カリタ・メリタ型のドリッパーを扱った本が多い中で、「コーノ式」の淹れ方を詳しく掲載した数少ない本と言えます。(ちなみに「コーノ式」のドリッパーはコーヒー専門店に売っています。)
中川さんの淹れ方はコーヒー粉を通常より多く入れています(通常は10〜15g)。なのでできあがりは、かなり濃い目のコーヒーが抽出されるワケですが、この分量が中川さんにとっては「おいしい」コーヒーなのです。
このように人によって「おいしい」というポイントが違うため、基本的なコーヒーの淹れ方はありますが、別にソレが決まりでもなく、ソレに捕らわれずに自由に、自分が「おいしい」と思う淹れ方でコーヒーを淹れるのが一番で、ソレがあなたにとって「正解」なワケです。
ドリップにもネルやサイフォンなどいろいろありますし、豆にもたくさんの種類があります。いろいろ気軽に楽しんで試してみて、自分好みのコーヒーを探してみましょう。