世界初の缶コーヒーは日本から。
昭和40年の今日、三浦義武さんという方が缶コーヒーを作ったんだそうだ。
三浦さんが若かりし頃、自らの病を病院の病室でコーヒーを淹れて飲んでたら、病気が治った(もちろん偶然なのカモしれないが)。そんなコーヒーを広めようと「コーヒーヨシタケ」というお店を作った。ソコには遠くから三浦さんのコーヒーを飲むために訪れてきた人もたくさんいたらしい。そーいった遠方から来る人が「自宅でもこのコーヒーが飲めたら、、」と。そんな人たちのために、まずはビンに詰めて渡していた。しかしおいしいコーヒーをもっと手軽に、と思った三浦さんは缶詰にするコトを考えた。普通に缶に詰めただけでは、コーヒーのタンニンと缶の酸が結びついて風味が悪くなる。そこで三浦さんは風味は劣化せずにタンニンが出にくい、水出しで缶に詰めてソレは成功した。
しかし「ミラコーヒー」(ミラは自分の名前と「ミラクル」をかけたモノ)はほとんど売れず、わずか1年で缶の事業から退くコトになる。それから5年、万博で各企業がこぞって缶コーヒー事業に乗り出し成功して、現在に至る。
何が人の支えになるかは分からない。ソレは単なる思いこみなのカモしれない。でもワタクシもコーヒーに支えられてる、と感じてる1人である。三浦さんの場合は、時代が彼に追いついていなかったけど、彼の心意気は「いいなぁ」と思った。情熱が人を走らせるのさ。