スターバックス成功物語 ¥1890(税込)
スターバックス成功物語
ハワード シュルツ ドリー・ジョーンズ ヤング Howard Schultz Dori Jones Yang 小幡 照雄 大川 修二
by G-Tools
スタバ、と言えばツインピークスでたしか出てきたような。わたくしは何故だかビルゲイツ、WINDOWS95と連想でセットになって頭に浮かびます。別にITの申し子、でもないのにITの申し子のようなイメージ。きっとソレは時期的にいっしょだったコトもさるコトながら、スタバの企業としての急成長ぶりがわたくしにそー感じさせるのカモしれません。
この本では企業(組織)が大きくなるのと比例して必要になるコトがある、と書かれています。わたくしも全く同感ですが、ソレは会社が大きくなればなるほど失われていくモノでもあります。日本の会社の大半はコレができてないように思います。いやこの日本という「国」自体、できていません。ただし一番大切なコトです。
一言で言えるコト、というのはいざやろうとすると得てして「ムズカしい」コトだったりします。だからメンドくさくてやろうとしません。良く言えば「ビジネスライク」に仕事をこなそうとするのです。でも結局はそーいう「ごまかし」は通用しない、とわたくしは思います。特にこれからの世の中は。たとえ時間がかかっても、熱心にコツコツとやって行くコトが重要だと思います。
企業を「恐竜」に例えるなら、創業者やトップのほんの一握りの人たちの、ものすごく熱い情熱という名の「血液」を手や足の末端の指先まで巡らせなければ、ソコはだんだん冷たくなっていき、黒ずんでやがて細胞が壊死してしまいます。どんどん新陳代謝良く、血液を循環(←ココが大事)させなければ「恐竜」は死んでしまいます。ソレだけのパワーが上のトップの人たちは必要であり、命果てるまで、いや100年200年と維持していかないといけないのです。
飲食の世界の魅力に引かれ、いつか店を開きたい!と思ってからしばらく時が経つと、やっとこーいったサクセスストーリーものが読みたい、という欲求が出てきます。始めの頃は例えこーいった本を手にとって見てもあまりピンと来ません。でもいずれトヨタの経営術やらディズニーランドの意思統一やらに目が向いてきます。そーいった時期、というのは必ず訪れるものです。そーいう「自分が欲する」時に読むとなかなかためになりますよ。いつか人を雇うという仕事に就く、すでにそーいった立場にいる方、そして業種が違うという方でもソコはやはり「トップランナー」ですので、読んでおいて損はないですね。