メニューについて。
メニューの幅を広げるというのはコワい。例えば「餃子がうまい店」「カレーを食べるならココ!」という人気店がある。そんな店なら他のメニューはいらない。その1つだけで勝負できるからだ。「1つだけ」と「メニュー数を多くする」。全く逆ですね。
なのになんでメニューを広げようとするか。ようは「売り」にできる商品が無いので、ソレを模索するためにアレもやりコレもやりになってしまう。ソレがお客さんにとっては余計に「あの店は何が『売り』なのかワカラナイ」というコトになってしまう。働いてる従業員も自分の店が何が「売り」なのかワカラナイ。いったいドコへ向かうのカ?餃子イコールあの店、カレーイコールあそこの店、とは全く逆方向。上のお偉いさん方がワカッテナイワケだから、こーいった支離滅裂な指示をする。
企業資本のレストランや定食屋のチェーン店は、一見メニューが豊富なようで、実際に売れてる商品は決まってるモノだけなのだと思う。かといって売れてない商品を「切る」コトができない。そーいった決断ができない。メニュー数を増やすなら、今あるメニューの見直しや、質を高めて行く方が正しいと思うのはワタクシだけだろーか。
加えて、こーいう店は2、3ヶ月もあーだこーだ言いながら、試食に試食を重ね、ふるいにふるいをかけて出来あがるモノなので結果「ありきたり」で「つまらない」モノになってしまう。こーいう店は「勝負」ができない。堅実なモノを提供するコトしかできないので、流行ったモノの二番煎じ、ドコロじゃない○番煎じであり、インパクトの「イ」の字も感じられない。