近場カフェぶらり探訪
とある駅から3分ほど歩いて、場所知らなきゃ、パッと行っただけじゃ見つからないだろけど、そんなトコロに30坪くらいなのかねー、なんかショールームみたい(笑)なんだよナ。
本店とはちがってステンレスとか金属系を取り入れたソリッドな内装。奥に焙煎の設備がある。入ると豆売り棚、右手にテーブル&イス。ベビーカーを引いた主婦ら4人が席にいる。閑散としてて店内は無音(音楽なし)なので静か。静かすぎる。奥さん方の会話があるからマシだけど、なかったらかなりオゴソカな感じで疲れるカモ。
チーズケーキとブレンドを注文。店内右奥にカウンター(席なし)があり、ソコでコーヒーの抽出作業をしてる。見てみたらポットの保温器と電磁調理器一台づつ、あと抽出のドリッパー&サーバーしかない。焙煎室側に2層シンクがあるけど使ってなさそう。はー別に気負わなくてもカフェてこんだけでできるんだよな、と目からウロコ落ち気味に改めて思う。たぶんケーキ類は最近開いたHのケーキ店で製造してるのだろう。そーなんだよな。おのおのの店に厨房つくるんじゃなくて、どこかをセントラルキッチンとして、1つ造ればいいんだよな、と思った。一個一個に造ってたらお金かかってしょーがない。その方が多店舗展開がやりやすいと思う。
ウマ〜〜!出されたチーズケーキの濃厚なコト!出てきた時見た目小さめで「うん、わかってるな」という感じで、食べてみたらばしっかりとしてしっとりとして、レモンが結構利いてて、ベイクドでも半生みたいな、「ジスイズ、チーズ!!」という感じ。コレならこの大きさが適切。非常に親切な感じ。ブレンドはグアテマラほどの深さはないが(たぶん一段階ローストが浅め)美味しいコーヒー。美味しいコーヒーて、とがってないで丸いんだよ。さすが。で美味いモノを口にするとぼえ〜っと自分の世界に入ってしまう。お客いなくて無音でさみしいはずなのに関係なくなる。チーズケーキを食べる時ニマついてしまう。一瞬二マーっとしてる自分に気付く。同じお金を払うんだったら、こーいうのを食べたり飲んだりする方が絶対幸せ。
ベビーカー連れ主婦らもいなくなり、課長部長クラスのサラリーマン2名が入ってきた。どーも喫煙者らしいんだが「せっかく美味しいコーヒー飲ませてもらうんだから」と言って納得しているご様子。なるほどな〜と思う。こーいういわゆる本物志向の喫茶店というのは基本的に禁煙。コーヒーの香りを邪魔するからだ。だから赤ちゃん(子供)を連れた奥さん方も安心してお店にやってくる。たしかに喫煙者をお断りしてるのには違いないんだけどね。でもこーやって納得できるお客、という。価値を認める風潮はあるよね。ココは「味」で持って行けるから、内装や設備にほとんど凝らなくてもいい、というそんな感じが伝わったな。オーナーさんいわく「豆売り7割、カフェ3割」ていうコトで、豆売りが本業でカフェて「お試しの場」だろーから、本店の豆売りとかで利益はカバーできてるんだろね。こーいうお店に来ると何はなくとも「商品力」て気がするな。満足したけど唯一の難点は、コーヒーが熱かったコトだな。猫舌だから(笑)。でも実際アツアツよりはちょっと冷めた方が、より味がハッキリ分かるよな。たぶん66、7℃ぐらいの温度が丁度いいはず。