都議選について思ったコト。
今回の都議選、自民党の歴史的大敗。都民ファーストの大勝。
簡単に言えば自業自得、オウンゴールで大量失点てコトだ。ある意味野党(野党て言い方じゃないのか)はなんもしてないに等しい。
あと「国政とは関係ない・ちがう」という意見もあるようだけど、たしかにソレは正しいんだろうけど、正しいからといって正論が通用するワケではない。もりかけ問題や失言が今回の都議選に影響してるのはコレは明白だろう。だから今回の結果をふまえ総裁も方針転換するような発言もしてる。となればもはやそっちのほうが正しいというコトになってしまう。なのに「関係ない」と言ってもしょうがない。
都としては待機児童の問題や保育士保育施設不足など、そして豊洲市場移転問題があるけど、こういった山積する問題を解決しなければならないのは明白で、ソレはどの党が議席を取っても同じだ。だから争点にはならない。アプローチの仕方を争うぐらいしかできない。だから関係ないといわれても国政のコトが争点化してしまうのだと思う。
都民ファーストが大勝して支持され、逆に言えば民進党は見切られてる、そう都民は判断したワケだ。たしかに国政とはまた勝手がちがうだろう。公明党が国政では自民党と組んで連立政権、与党だから。また地方では事情も変わってくるだろう。けど今回の都議選で自民のほかの受け皿があれば、ソコに票が流れる、自民はガタガタに崩れるというのは示せたんじゃないかと思う。コレはある種の希望と捉える道府県もあるだろう。
しかし何度お灸をすえられれば気が済むのだろう。「お灸をすえられる」というコトは、つまり「のぼせあがってる」という印象を与えてるワケだ。何度もすえられてるワケだからその都度反省はするのかしないのか分からないけど、根っこの体質は変わらないというコトだと思う。
総裁がアキハバラで「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言ったそうだ。コレは明らかに選挙=勝負と捉えてるワケだけども、ソレはちがうんじゃないだろうか。選挙=国民の声を聴く機会、と捉えてればこういう言葉は出ないはずだ。自らを批判する人たちにマイクを向け「なぜあなたは私に辞めろとおっしゃるのですか。もし理由があるのであれば言って欲しい。真摯に受け止めます」と一国の首相が(この場合は党のトップだけど)そのくらいのコトを言えないでどうすると思うのだ。器の小ささ、フトコロのせまさ、幼稚。自分の言った発言を恥ずかしいと思わない・話を聴かないのがそもそもの元凶。
おそらく今回の結果によって現政権はレームダック化するだろう。水面下で動いてた人たちの動きが本格化するだろう。あとイエローカード1枚で終了でしょう。もはや挽回もできない。巻き返す何かが何も無い。経済も結局はダメで、ただ日銀が下支えしてるだけで、ソレもいつまでできるか分からない。支持率が下がって改憲の芽もついえた。何も無いなら、選挙で勝てないと判断されたら降ろされるしかないでしょう。
ただワタクシは今回大勝したトコロに票は入れてない。なぜかというと、どうせ自民の別働隊、Bグループ、第二自民党だと思ってるからだ。もう何々チルドレンとかいう人たちを見たくなかったし(経歴が「音楽家」とかどうすんのかと思う。別に音楽家を腐してるワケではない。胆力みたいなモノがあると感じられればいいけど)、しかも幹事長の尊敬する人があのコイズミだ。新自由主義臭がするなーと感じるからだ。