3月30日〜4月6日。その7
ここ相原でも1日目2日目はソレほど学生は来なかったけど、その分やっぱり最終日の3日目にどっと来るコトに。だいたい何でもそうだと思うんだけど「ちょうどいい」てのは無い。どっと来て、そのあとヒマ〜、とかそんな感じ。
さすがに最終日ともなれば、カラダに疲労が蓄積されてる。キモチとかセイシンとかはまだまだやる気なんだけど、朝起き上がろうとしたら史上最高にふくらはぎが吊った(笑)。しばらく後遺症が残るくらいのやつ。あと股関節がコレまた痛い。とにかく筋肉が疲れてるみたいだ。本人は自覚症状もなく、とくに意識もしてなかったトコロが痛む。カラダは正直なモノである。
そしてノドがボロボロのトコロについに風邪菌をもらってしまった。分かるのである。「あ、今ノドに風邪菌が付着してる、、!」。でも計測中でなす術なし。そのあと昨日は鼻が出て辛かった。カラダが疲れて抵抗力もなくなってるから風邪をひきやすくなってるんだろう。何とかこの日は乗り切って、あと1日乗り切ればいいので、風邪薬を飲んで押さえこむコトに。
教室に入ってほどなくしてフト中庭を見たら、すでにずらーーっと学生が列をつくってとんでもなく並んでる。噂によるとどうやら列は中庭の向こうの橋のほうまで続いてるらしい、、。
マジか。でも飯田橋最終日を1度経験したこの身としては「まぁゆうてもアレよりはマシなんじゃないの?あっちより学生数も少ないし、、」なんて少しの余裕と笑みなんかもあったりしたのだけど、もうえーんえんと途切れない、こちらも大人気アトラクション、行列のできるナントヤラである。冗談じゃなく息つくヒマも無い。ノドを潤すヒマもなく鼻を拭くヒマもない。1人終わったらもう次の人がカードを差し出してくる。矢継ぎ早。こっちの事情なんかまるでおかまいなし。でも学生に悪気は無い。なんてったって彼らは小学5年生なのだから。早く己の身長の数値が知りたいだけなのだ。友達と勝った負けたをしたいだけなのだ。ワタクシのほうとしても、一息つきたいのはヤマヤマだけど、彼らは彼らであんな橋のほうからずっと並ばされてるのだから、長々待たされる気持ちも分かるので、ソレに懸命に応えようとする。うへぇ〜というのも無くは無いけど、相手は息子ぐらいの年齢なのでなんだか「慈愛」みたいな感情も湧いてくるのだ。こちらとしてもできるだけ流れ作業にはしたくない。1人ひとりちゃんとやりたい。でも全〜然列が途切れない、、。
結局朝一からずっと列が途切れず。どうせまだまだ終わらないので途中で昼めし休憩を1人づつ強引に回す。自分の番が来たのでやっと休憩。休憩が終わって戻ってきたあともしばらく続き、やっと途切れたのが2時半だった。結局記録更新である。飯田橋越えだ。
そのあとはヒマ〜〜だった。ヒマなので、なんで学生らは朝からどっと来るんだろうか。朝遅く起きて午後からゆっくりくればいいのに、とか勝手なコトを言い合う。魚の同期的な運動とかそういうのが人間の行動心理とかにもあるんじゃないかと思ったりする。いわゆるシンクロニシティというやつだ。飲食店でもそうだ。昼どきとか時間に関係なくどっと混むときとそうでもないときとがある。なぜだかちょうど良い具合に分散しない。というか、単純に朝早くのほうがすいてると思った人が多かったてコトなのカモしれない。来てみたら人多くてギャフン!てトコロなんだろう。みんな考えるコトは同じ。ダメだよ〜裏の裏をかかないと(笑)。
たまにぽつぽつと数人づつ学生がまだ来るので、もうウイニングランみたいなつもりで、悔いの無いように計測をする。190cmオーバーの人が「また高くなってる!もう高くならなくていいのに、、」「じゃください」「できればあげたいですよ〜」なーんて学生とちょっとした会話もヒマなので余裕でできる。
中庭を見てみたら、今度はレントゲンが行列のできるナントヤラになってる。こっちで混んでた分がそのまんま次のレントゲンに移動してる。手持ち無沙汰なので、午後休憩に入って不在中の誘導を代わりにやってみたりする。計測と内科診察の分岐のトコに誘導がいないとあかんやろというコトで、別に頼まれたワケでもないけど自発的に。たぶん混んでるレントゲンのほうに人を厚くしてるのかな。こういうときに誘導をやってたのが役立つ。というか複数やってると手薄な持ち場を手伝えるし目が行き届く。前後関係とか複数やってると「点」が「線」になってく。分岐のトコロで誘導して、そのまま計測の部屋まで促し、計測してから次の部屋へ誘導する、という流れ。たかだか1週間でここまでできるようになった。
午後休憩に入ってた人が戻ってきたので任せて、計測の部屋に戻る。そして休憩を取ったのち受付終了時刻の4時半になる前にスタッフの指示で、フライング気味に撤収の準備。4レーンあった計測を2レーンだけ残して、あとは机と椅子を元に並び替え、器材を中庭に下ろす。最後の学生の計測が終わったので、残りの器材を下ろして、クルマに積み込む。他の教室の撤収作業を手伝って、1時間で撤収作業終了。「おつかれさまでした〜!」。なかなかハードな7日間が終わった。
ココに書いた以外に自分を分析してみると、意外と自分は忍耐力があるなというのと、献身的でもあるなというのが分かったかな。
あと最終日の帰りの電車で、「この人は50kg台」「この人は80kg越えてるだろうな」と某マンガのスカウターのように、視界に入る人たちのだいたいの体重が背格好からなんとなく分かるようになってしまったのが、身についた能力という感じだろうか(笑)。
おしまい