従業員も人の子。
昨日たまたま聴いてたラジオで読まれてたお便りから。うろ覚えだけど。
お便りのハガキの投稿者さんがある日飛行機に乗ってた。その日の飛行機は大変混んでて、機内食のサービスでCAさんたちはてんてこまいの忙しさ。投稿者さんのとなりの座席のおいちゃんがなかなか自分に機内食が来ないのに業を煮やして「おいまだかよ早くしろよ!!」とCAに怒鳴り散らしたらしい。「申し訳ございませんもう少々お待ち下さい、、」と平謝りのCA。
しばらくして、たぶん平謝りのCAさんとはちがうCAさんなんだろう。その後となりのおいちゃんより先に投稿者さんに機内食が来たようで、投稿者さんはとなりのおいちゃんに「お先にどうぞ」と機内食を譲ったらしい。
したらまたしばらくして、CAさんがシャンペンを持ってきて投稿者さんにふるまったそうだ。たぶん余ったとかなんとか言ったんだろう、ファーストクラスのサービスなんだそう。
さらに飛行機が到着して、降り際なのかな、CAさんからシャンペンを(おそらくボトルを)おみやげにと渡されたらしい。
たぶんとなりに座ってCAさんに怒声を浴びせてたおいちゃんはバツが悪かっただろうなと思う。オレのとなりの人はシャンペンを呑んでる、、。たぶんおいちゃんはこっぱずかしくて居たたまれなかったにちがいない。
「お客様は神様です。」という言葉について、いろいろ解釈されたり論じられたりしてる。世の中には文字通りを受け取って「俺は(私は)なんたって神様なんだから、何したっていいんだ!わはは」という態度の人も中にはいるらしい。けど、相手側、働いてる(この場合はCAさん)従業員は人間である。人の子だ。人間だから好き嫌いがあるし、気分の良し悪しもある。自分を神様だと思ってる人は、相手の従業員を人間だと思っていないのではないだろうか。お金払ってるから何したって、何言ったって許されるだろと。
しかし、この場合は飛行機の機内で、お店ならお店、その他さまざまな場所、というのはソコで働いてる人たちのテリトリーなワケである。ようは相手の掌の上なワケだ。お客様は神様、カモしれないけど逆に言えば「まな板の上の鯉」とも言える。従業員のサジ加減ひとつで、いかようにもできる。アウェイ、というコトをもう少しこのおいちゃんも認識しといたほうがいい。
どうせサービスを受けるなら、相手に良い印象を持たれたほうが良いに決まってる。協力的(協調性)、参加意識。