ジュンク堂新宿店閉店。
ども、毎度ご無沙汰やぎ本のぢぇーむすです。といっても今回は本の紹介ではありません。
3月31日で新宿のジュンク堂が残念ながら閉店しました。というかジュンク堂が入ってる三越アルコット自体が同日閉店だと知り驚きました。83年の歴史に幕、だそうです。後に家電量販店が入るそうです。否が応にも時代の波を感じてしまいます。
ジュンク堂と言えば「木製の本棚と木のフローリングの床」というイメージで、わたくしは本と同じくらい本屋自体も好きなので、そのイメージを目に焼き付けようと先月30日に行ってきましたが、閉店する本屋を見るというのは、あまり気分の良いものではありませんね。
エスカレーターに乗って売場に着くと、所々本棚が空いてます。一瞬、異様な光景の事情を飲み込めないのですが、すぐに「閉店するから新しい本を入荷していない」ということに気づきます。ようするに「売り切れ御免」なわけです。この姿を見て「新陳代謝が止まってる」という「死」を感じ取ってしまうのです。だからその場にいてあまり気分が良いものではないのです。なのであまり長居はしませんでした。
人が手を入れてなく棚がほっとかれている。ということは逆を言えば、店員さんがまめに棚の様子を見て手を入れて新陳代謝を促してる、そういう本棚は「生きている」ということであって、それをすることで本棚自体も輝きを放ち、本屋も存在力を増すということにつながるということです。花や動物などと同じように、人が手をかけないと生命力を失う、ということなんでしょうか。
新宿の本屋と言えば、コクーンタワーのブックファースト、高島屋の紀伊国屋、とここジュンク堂で第三角形を描く感じなのですが、たしかに全てを回ろうとすると疲れるので、そのうちの一店がなくなるということはそちらに行かなくても済むというのはありますが「ひとつの本屋がなくなる」というのはやはり残念に思います。第三角形の一角が欠けた、という印象です。紀伊国屋の本店が近くにありますが、それでもこちら側に来る理由がひとつなくなることになります。
加えてルミネ2のブックファーストも閉店して別のお店が入ってしまったのでがっかりです。コクーンタワーとルミネ1のブックファーストは健在ですので、おそらく今後はこちら側がメイン利用になるでしょう。
しかしジュンク堂渋谷店はあるので、そちらは「木製の本棚と木のフローリングの床」のジュンク堂のイメージそのままの内装なので、気分を味わいたい時はこちらに行くことになるでしょう。