過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 祝☆overcoat’s(オーバーコーツ)再結成記念!!  ワタクシが検索しやすくするため(笑)overcoat’sについて書いたブログをまとめて読めるようにしました。ブログタイトル下のカテゴリー「overcoat’s」をクリックしてね~☆
 ◇最新ブログタイトル◇   『Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その5♪♪』 

一瞬のまばたきみたいに消えてしまう僕らはきらめき/榊いずみ ☆5☆。

6〜9曲目までは一気に駆け足で。
まず6曲目の『Wonderful Life』。コレもすでにライブではおなじみ。たぶんいずみさん自身、特に大事にしてる曲のうちの1つなんじゃないかな。他にも『Family Tree』とか。
この曲をライブで初めて聴いた時は「なんか単音が続くなぁ」という印象。ひょっとしたら記憶に無いだけで昔からそうなのカモしれないけど、今作の『目の前のドアを開けろ』とか「単音攻め」が顕著。ギターで、コード進行で曲作りするとそうなるんじゃないか?と勝手に思ってるんだけど。
このアルバムに収録されてるバージョンは、バックに「ブレーメンの音楽隊」みたいな、ぴーひゃらぴーひゃら言ってたり、音楽隊が賑わしてるような楽しさがある。『Swimmer』はソウルフル、というかファンキー(そう、ファンキー!)なんだけどさ、この曲は言うなれば「ハートフル」だね。
次の7曲目は『戦え!君の歌を』。アルバム発売前にいずみさんのブログでジャケ写と収録曲タイトルが発表されてたんだけど、その時は『目の前のドアを開けろ』にしろこの曲にしろ、なんかタイトルからして命令系だなぁーていうかさ、断言、強いなぁーという感じを受けたね。「戦え!」とかさ、言い切った!ていう。でもソレはたぶん世の中の閉塞感とか、今この国に渦巻いてる不安感を拭い去りたいというのもあるんじゃないかな。「世知辛くてやんなっちゃう」とか「日々にやられてしまう」とか出てくるしね。ソレを打破したい!曖昧なコトは歌いたくない!ていう。
あとはやっぱりいずみさん自身の自信によるモノだと思うよ。だから普通だったらもっとロックなメロディーになりそうなトコを、歌詞の強さとは逆に抑えた、おだやかな曲調であり歌い方なんだろうなと。だってもう強がる必要がないんだからね。強がるからがなりたてたり叫んだりして強い歌になるワケで。橘さんとは立ち位置がちがうから、手を差し伸べる側にいるから。ドアを開けたら楽しい!てのを何度も経験してるから、どなってどうのてより「楽しいから早くこっちへおいでよ!」て感じなんだよね。あとアルバム的にトーンを揃えたというのもあるカモね。
8曲目は『バースデイキャンドル』。この曲もライブアルバムに収録されてて、ライブでもおなじみ。『まばたき』と並んで、この曲もワタクシ的に名曲中の名曲。ちなみに『バースデイキャンドル』『まばたき』がツートップで、その下に『LDK』がきて『まんまる』『プラズマ』とかが続く。たとえいずみさんが歌ってなかったとしても『まばたき』同様、曲自体が素晴らしい。シンプルでムダなトコロが無く、この曲は楽曲としてホント完成度が高いから、イジる必要性が無いよね。すっぴんのままで十分いいてヤツだな。化粧するとかえってヘンになる。
収録されてるのを聴くと、ちょっと、うん、コブシはあんま効かさない方がいいかな、、とは思うけど。でも歌ってみるとそういう歌い方になるのも分かるんだけどね。しゃくりあげちゃうんだよね。じゃなくて、ささやくようなつぶやくような、子守唄ぽく素朴に歌った方がいいと思うけど。複式呼吸じゃなくてぼそっと歌う方が雰囲気。ブレスたっぷり入れて。
昔、真空パック症で『GOLD』をオルゴール風にアレンジしてBGMに流してたけど、あんな感じでオルゴールにして欲しいなぁ。希望。
9曲目の『Maria』。この曲は公開予定の映画『トマトのしずく』で流れる劇中曲。というだけあってライブで初めて聴いた時は「インストみたいだなぁー」と思った。たぶん映画では歌は流れないのかな。ライブでは曲全体として前半は歌なんだけど、後半は音楽だけで、「音楽だけ状態」の方が長めだったしね。このアルバムでもちょうど次の曲への切り替え、場面転換的な曲みたいな、そんな感じがする。
ちなみに『Maria』という曲名は、ご存知の通りいずみさんの娘ちゃんのお名前から来てるのと、空から、天から大きな視点で見てるよていう意味も込められてるとのコト。そういう母性的なまなざしを歌に乗せたというコトだね。たぶん劇中でそういう場面があるんだろうな。