共同体とかコミュニティとか言うけれど、、。
ある日、最寄り駅の某大手スーパーのトイレのそばにあるベンチに座ってたら、どうやらお母さんが知らないうちにおこちゃまが1人でトイレに行ったらしく、「1人でトイレに行っちゃいけないのよ!!」と子供にコレでもかというくらい何べんも言い聞かせてるお母さんがいた。その後「リュックに入れられて、、」どうのこうのという最近あった事件のコトも。
たしかにまぁ分かるけどね。でも子供はわかんねぇんだろなーその話。ソレよりソコまでヒステリックになるお母さんの方が怖いんじゃないんかなー。別に子を思う親の気持ちを否定する気はさらさら無いけど。
こういう場面に遭遇すると、やっぱりこの国ではもう共同体とかコミュニティとかムリなのカモな、望めないのカモしれないとか思っちゃう。
やっぱかつてのコイズミタケナカ政権の時に「自己責任」とか個人主義に突っ走ってしまったでしょ。あの時に共同体とかコミュニティが解体されてしまって、ソレをやっぱりアレは必要だったからといってまた再構築しよう、という気運がもしあったとしても(今「つながろうつながろう」と何かにつけ叫ばれてるけど)、なかなか現実的には「壁」があるという感じで。
やっぱり犯罪はあるワケだし、現実として。ソレから親が我が子を守ろうとすると、なかなか知らない赤の他人が子供に話しかけたりとかできないよね。ソコに断絶ができてしまう。そういう情報をテレビとかのメディアが流してるというのもあるけど、そういう情報ももちろん「予防」「身を守る」という面もあるけど、「過剰」というかね、かえってネガティヴな面も広めてしまってるてのも確実にあるよね。
まだ女性なら前書いたみたいに、電車の隣同士で子供に絵を描いてあげたりとか、そういうのは自然だと思うけど、コレ「男」だったらムズかしいよな。「知らないオジサン」だからね。
一昔前だったら60代の初老ぐらいのおっちゃんが、例えば近所の子供の頭をなでたりとか、ソレこそ叱ったりとかしてるのが普通の光景だったと思うけど、今はソレもできない感じがする。だからコミュニティが成り立たない。子供がおじいちゃんおばあちゃん世代を「偉い」とは思わなくなるんじゃないかな。世代の断絶ですよ。じいちゃんばあちゃん世代も孤立してしまうしね。こういうトコロにも原因はあると思うよ。
この国はコレから高齢化が進んで、個人より支えあう共同体とかコミュニティが大事になってくると思うんだけど、どうなんでしょうかね。