ダイヤモンドみたいに輝いた夜。その1
昨夜はいずみさんのライブ『榊いずみライブ2010 わたしはここだよ!』@シブヤO−Crestに行ってきた。半年に1回、恒例のバンドスタイルのワンマン。
また例によって演奏曲順を覚えてなくぅ、、(笑)てかさー中盤になるとメンバー紹介とかMCとかで盛り上がるでしょー?アレで忘れちゃうんだよねぇー。だから始めの何曲かと終わりの何曲かしか覚えてなーい。でもソコだけは自信があるゾ!(えばる)。まぁでも言い訳じゃないんだけど、順不同でもいいかなと。1曲1曲は聴く度に思うトコロはあるんだけど。
いやはや、ソレにしてもスゴかったよ。良かったなぁを飛び越えたね。今回は「良かった」てより「スゴかった」て感想。昨日は、こう鼻息ハァハァみたいな興奮ではないんだけど、たぶんカラダの中に余韻が残ってるんだろうね。寝つけなかったよ。
最後の最後が『鳥のように』だったんだけど、ワタクシちょっとベース寄りにいたのね。気持ち真ん中より左みたいな。だからベースの音がカラダ中に響いて。ゴンゴンと。重低音が下から来て持ち上げられる感じ?フワフワとカラダが浮いてしまう感じ。そしていずみさんの声で上から引っ張り上げられるような感じで、ホント持ってかれそうだった。自分をつなぎとめるのに一苦労だったよ。たぶんあのまま行った先がトランス状態なんだと思うんだよな。最後の最後でソレはマズいじゃない?(笑)。だからねー、一苦労だったのよ。
たぶんあの大音量の重低音でカラダを揺さぶるのと歌の伸ばすトコロか声を張るトコロかで。なんかそういう音の組み合わせで周波数的にかヤバい組み合わせてあるんだろうね。ソレで長い時間やられたら白目むいて気ぃ失っちゃうのカモしんない、みたいなのが。音てそういうヤバい側面もあるよねきっと。なんかそういうのを少し感じられたな。いや別に危険だとか悪い、良くないてコトじゃないのよ。ほら、そういうのは結局快楽と紙一重でしょ。実際、ライブで失神してしまうとかあるワケでね。
そういうコトもあってか、帰りはいつにも増してボーっと、まるで夢遊病者かのように家に帰り着いた。
ライブ後、いずみさんと監督(いずみさんの旦那さん)が物販にいたんだけど、今回は会話ベタのワタクシでも「スゴかったよー」て感想を言うコトもできたけど、ボーゼンとしてたのでやめといた。で、帰り着いてから「あー監督に『誘拐ラプソディー』面白かったです。良かったですよ。』て言えばよかったなー、言うコトあったなー、とは思ったけど。コレは言っときたかったなぁ。でもこういうのは後で思うんだよねー。その場では思わないのよ。だから「即応性ないなー自分」て思うんだけど。
「今思ってるコト」をその場で言うコトもできるし、ソレもなくはないけど、後で思うコトもあるワケで、後で「あの時あー言えば良かったこー言えば良かった」てのは確実にあるんだよね。だからこういうブログとかだと、後で自分にしっくりくる形で考えをまとめて書くコトができる。もちろんその時言いたいコトはその時に伝えて、後で言いたいコトがあれば後でコメントとかメールとかでフォローしてもいいんだけどね。
続けて曲の感想をば。
ノッケからプラズマ(ベースがカッコいい!)とブラウンで「ロックンロール!」て、つい内田裕也氏みたいな言葉が口から出てくるんだけど(笑)、アールオーシーケーな感じで始まって。何か「いつもの1曲目」て始まりじゃなかったよね。やっぱり今月あらゆる形でライブをしてきたから、いつもの久しぶりな感じじゃなくて、もうすでにカラダがあったまってる感じ。充分暖機運転も慣らしも終わってフルスロットル!ていう。正直「こっからさらにMAXまで盛り上がるのかぁー!?」て思ってゾクゾクしたね。
で、3曲目の『アオの空』。この曲を聴いていずみさんが過不足なし!ていうバンドの音に対しての充実感が伝わってきたなぁー。言うだけのコトはあるわー、と思ったもん。思ったんだけど、ギターのワタルさんが30代になってきたのって大きいんじゃないの。20代の音と30代の音てちがうと思うんだよね。20代は直線的じゃん。ソレが若さの魅力でもあるんだけど。プレイ観てても余裕というか肩の力がいい具合に抜けて。前はまだよそいきというか、お客さんみたいなトコロがあったんだよな。いや、プロレスラーの若手でもあるんだよ、そういうのって。先輩に遠慮してるみたいな。プロレスで例えるけど(笑)。そういうのが一切、良い意味で無くなったね。上から発言みたいで失礼だけど、ワタルさんの成長てスゴく感じられる。観てて頼もしさすら感じる。
この『アオの空』と『オレンジ』の2曲はホントに、何て言ったらいいのか、歌い慣れてるというか、何の違和感もなくブレもなく拡散してるワケでもなく、しっくりきてる感じがする。ものスゴく着慣れた服みたいな感じ。
つづく。