シューショクカツドー。
つづき。月曜に面接をしに行ったお店の経営者が言うには、賞与も退職金も現時点では無いと。コレから人を雇って仕事を覚えてもらって業績が上向いてきたら、そういうモノも払えるような形にはゆくゆくはしたい、というコトだった。ソレはソレで事情は分かる。ワタクシもその時点では話を聞いてる分には分かるのだけど、でもやはりソレはお店側の「希望」であって「確約」ではないワケである。ソレはこの面接という契約の場において心許(こころもと)ない。
今の時点ではワタクシは独り身だしそんなにお金に執着してるワケでもないので、まーソレでもいいかなぐらいには思うけど、予定は無いけど将来的に家族が増えたりとかそうなってくると、賞与や退職金が無いのはやっぱりマズい。だったら働いて業績が上がった分だけ自分にかえってくるような賃金形態の方がまだマシだとも言える。年棒制とか歩合制とかソレこそ自営の方が頑張れば頑張ったなりに稼げるからだ。でも月々の給料は決まってるのだから稼ぐ余地が無い。
たしかに頑張って業績をあげてその再配分、という流れは正しいのだけど、働く人の目の前に「にんじん」をぶらさげるというのも1つの有効な手ではあると思う。あるのか無いのか分からない「にんじん」に向かって頑張る人もいるだろうけど、確約されてる「にんじん」があるから頑張れる人もいる。保証とか待遇が充実してれば「ココは働く人を大事にしてくれる」と考える人もいるだろう。
どうもこのお店の経営者の雇いたい人物像というのは、お店を任せられるような店長クラスのやる気とか情熱とか技術等を持っている(潜在的にでも)人というイメージがあるみたい。でもそういう人材をハローワークに求めるのもどうなのかなー?と思う。だってハローワークに職を求めに来る人て、まず条件第一でしょ?基本は。その条件が自分の求める条件に適えば面接をして話を聞いてみようとなる。だから全ての人がやる気とか情熱を持ってとかその店が好きだから働きたい、、ていうワケではないでしょ?もしそういう人が欲しいのならソレこそ自分のお店にスタッフ募集の貼り紙を貼るとか、飲食店専門の求人サイトに登録するとか、そういう求人募集の仕方にした方がいいと思うんだけど。ハローワークだと職を求める層があまりに幅広いワケだから、あまりに効率的じゃないんじゃないか?と思うんだけど。まぁソレでもいいから、と分かって募集してるならまだいいんだけどね。
よく求人はいっぱいあるのになぜコレだけ職を求める人がいるだろう的な報道もされてるけど、職を求める側が選り好みをしてるももちろんあるだろうけどそういうコトばかりではなくて、募集する側も募集する側で「ハローワークに職を求めに来る人」というのがどういう人たちなのか?というのがイマイチよく分かってない、みたいなトコロもあると思うな。ソコらへんの両者の不一致、マッチングの合ってなさてのはあると思う。だから条件だけで飛びつく人とやる気を求める雇う側とのミスマッチてのも出てくるんだろうね。
ようするに人材を求める側の理想が高い、というのも妨げになってる面もあるんだろうと思う。雇う側の求める人物像が定まっていないと、面接をしたけどもっと良い人がいるんじゃないか、、?と欲が出てどんどんハードルを上げてしまう、というのもあるのカモしんない。つづく