服について。
意外とワタクシは服が好きだ。いろんなお店を見て回るのも好きである。時には服を見てると「この服、誰々に似合うんじゃないか?」と思ったりもする。雑誌に載ってたプッチ柄(一時期流行ってたね)のワンピースを見て「コレ、ヨシモさんに合うんじゃないか?」とか思ったりしたり。趣味じゃないカモしれないけど、年代的に合いそうとか。そういうスタイリストモードの気分のノってる時は半日、いや自分の買い物だけで半日ぐらいすぐ経っちゃうから、1日他人の服の買い物に付き合ってもいいという感じ。
今は¥が無いのでホトンド買わないのだけど、若い頃はその年齢の例にもれず物欲が旺盛で、服も「気に入った!」「コレいいな!」と思ったら衝動的に買ってたモノである。だいたいそういう風にして買ったモノは、その時その時の好みで買ってるから次の年にはもう飽きたりして、だんだんタンスの肥やしになってくのだけど。
でもそういうコトを繰り返してるうちにだんだん厳選されてくる。自分にはこういう服が「合う」(=自分の好きな傾向、とは限らない)とか分かってくるようになるので、欲しい!と思っても「いや待てよ、、」と冷却期間を置いてみたりして、1週間なりしてまだ欲しかったら買うとか、そういうコトをしだす。その間に売れちゃったらソレはソレまでのモノよ、買う運命になかった、とか言って。
そんなこんなの時期を過ぎると、ホントに自分が気に入った以外のモノはそうは欲しくはなくなる。いいなとは思うけど、別にまぁ、なくてもいいよいらねーよと笑ってられる。余計なモノはいらなくなる。今なんかは必要最低限の量が分かってるので、その量でやりくりするのを楽しんでる。
だいたい基本的に服を買うのは好きだけどムズかしい。ワタクシは肩幅が広いので、肩幅に合わせると袖とか丈が長かったりもたついたりするし、長さを合わせると肩が狭かったりしがち。そしてようやく気に入って買っても、「好み」と「体型に合う」という両方を兼ね揃えた服がなかなか無いので、ソレばかりを着るコトになって、色褪せたり毛玉がついたりしてしまう。長年着てる服は着心地とかも気に入ってるのでなかなか手放せない。
でも今年の夏は「コレは欲しいな。買っといていいカモ」というのがあったので購入。ピンクのライン入りポロシャツとボブリン小柄クレリックシャツ(紫チェック:品名をそのまま書いてみた)。ワタクシは「オヤジには意外とピンクが合う!」と思ってるので、この先5年後ぐらいを見据えて買ってみる。オヤジ先取りだ。オヤジになるとファッションの幅て狭まると思うんだよね。だから意外にピンクとか明るい感じのを取り入れると、幅がひろがるんじゃないかと。
そしてクレリックシャツ。コレはご存知のように色とか柄のシャツで襟が白いのだけど、まぁコレは「かわいい」ギリギリの線を狙ってる(笑)。TVとか見るとたま〜にメタボオヤジでこういうの着てムサ苦しい〜のいるけど、メタボじゃNGだな。かといって若いのが着てると「少年の延長」で着てるだけ、みたいに見えるんだよね。そのまんまだから笑えないんだよな。ギリギリを狙う、てのが笑えるんだよ(笑)半分まじめで半分ギャグで着るんだよな、感覚としては。じいさんが蝶ネクタイしてる感覚だよな。あそこまで歳取ってると逆に蝶ネクタイとかかわいいでしょ。あの感じ。そういうワケで今年の夏は「かわいい」路線である。
男は歳取ってくゴトに「かわいさ」をじょじょにエッセンスとして加えてくと。コレは子供にはできない芸当なのだよ。そうやって大人のファッションを楽しむのだ。