１．４新日本ドーム。

やぎ本はロングランになりそうなので腰を据えてコマギレに書いていくとぢぇーむすくんが言うので、一時中断してかたことが受け持ちます。
１．４親日ドームのＴＶの、とりあえず放送された試合の感想をば。
まず後藤選手ＶＳグレート・ムタ選手。なんかコレはムタに文句があるね。ＴＶで昔のムタのハイライトを流してたじゃない。昔のムタはオリエンタルな感じでオドロオドロしくて、怪しく謎めいた感じなのに、なんかこの試合のムタは「ムタをやってる」というか、武藤選手が「ムタてコレだろ。」ていう感じがして、、。コレをやればムタだろ、ていうムタがムタをデフォルメしすぎてるような気がする。毒霧とリング下をまさぐってラダーを取り出して、とかそういうムタのムタたる由縁の「記号」だけやれば「ムタ」だっていう。昔のムタはもっと細かい動きとか間とか武藤選手ともまたちがう独特なモノがあったでしょう。そういう動きとか何をしですか分からない雰囲気が、ＴＶのせいカモしれないけどあんまりなかったな。ムタと武藤選手の違いがあまり見えなかった。
後藤選手はまー小細工ではあるけど後藤選手なりにムタの世界に抵抗したというか、ガンバったと思うんだけど。やっぱりムタの入場を襲ったのがマズかったのかね？（笑）。アレでイマイチムタの世界に移入しきれなかったていう。ひょっとしてムタ自身も？ていう（笑）。
永田選手ＶＳカート・アングル選手。コレはアングル選手の地力というかね、ソレが印象的だったな。だって永田選手がいつもより渾身の力を込めて腕を決めてたり、ナガタロック２の時も必死な感じで技を決めてるし、ナガタロック３の時は、いつもならもっと相手の上体が上向いてるのにアングル選手は腹ばいだもんね。やっぱり力があるんだろうな。カラダが固いのカモとも思ったけど、でもレスリングやっててカラダ固いてのもどうなんだ、、？てのもあるからたぶん違うだろうな。こう、筋力がね。筋肉が詰まってる、て感じなんだよね。大体レスナー倒しちゃうぐらいなんだからなぁー。
ナガタロック２とアンクルロックの攻防は見てて息がつまりそうだったな。アンクルロックの１本釣りとナガタロックの相手をねじ伏せるていう技の組み合わせがいいんだよな。そういう切り返しがあるか！ていう意外性もあるし。バタバタ動き回ったり矢継ぎ早に技を繰り出したりしなくても、ああいう風にハラハラさせるモノはできるんだよ。
でもアレは中邑選手は苦労すると思うよ。永田選手はまだキックていう得意な打撃があるからソレだけ有利だったけど、サブミッションじゃちょっとツラいんじゃない？逆十字とかは。力（筋力）があるてコトは。投げもダメでしょ。レスナーのＦ５（バーディクト）を返すぐらいだからボム系もダメだろう。するとスリーパーとか三角とかかな。
棚橋選手ＶＳ中邑選手のＩＷＧＰ戦。コレは前半は２人の意地の張り合いが強すぎて、試合自体は空回りというかスウィングしてないような感じに思えたけど、後半は中邑選手の負傷してる肩に狙いを定め直した棚橋選手のキラーぶりが印象的。誰かの口添えがあったのか知らないけど、永田選手から引き継いだような最近の棚橋のキラーぶりはとても良い。キャラのギャップがいいんだよな。いい具合にマッチしたな、と思う。始めはテキサスクローバー狙いでヒザ一点集中だったんだろうけど、途中から肩に狙いを変えたのが敗因だな。始めから肩狙ってればね。中邑選手の脅威的な耐えで持ってかれたという感じ。
ランドスライドてようはみちのくドライバー２なのな。アレの高さが増したバージョンなんだよな結局。ソレの雪崩式なんだから、そりゃ胸つまるわ。中邑選手は勝つには勝ってスゴいけど、やっぱしっかり肩直した方がいいよなぁー。脅威的な粘りはスゴいけど、見てて痛々しいもんね。でも王者になったからには休めないんだろうな。