物件たずねて三千里⑲。
気になってた物件の中を不動産屋さんに言って見せてもらった。「内見(ないけん)」てヤツ。
元スナック物件で、「もう何年も使ってないからねぇー」と不動産屋さんは言ってたけど、まぁ汚いのは掃除すればいいのでソレはあんまり気にしてない。ただやっぱりトコロドコロ傷んでおりますな。というか元々の建物の構造からして、なんかこう安っちい感じがする。例えるなら舞台やTVのセットみたいなベニヤ板的な。木造てこんな感じなんだろうか?でもまぁ、コツコツいじって補修して着飾ってあげればいい感じにはなるかなぁーなんていうイメージも、物件を見てる内にじょじょに浮かぶ。
中に入って初めて知ったけど、ココの造りはちょっと特殊。長手方向にカウンターがあって、奥の間が高床になってる。階段が2段ついていて上る格好になる。でも天井の高さはいっしょ。というコトで奥の間は天井高が2mぐらいなんだよ!2mないよな。1.8か9ぐらいなんじゃなかろか。一般的にはどうなのかなぁ〜。個人的には面白いんだけど。
なんで嵩(かさ)上げされてるのかは分からないけど(今度聞いてみる)、まぁたぶん嵩上げしなきゃならない理由があるんだろうし、たしかにせまくるしさはあるけど、逆に言えばコレはコレでかまくら的な「こもり感」もあっていいな、とも思う。イヤじゃない感じ。トイレも同じ高床上にあるんだけど、トイレはせまくるしい〜。
まぁソレはいいんだけど、ちょうどこの間の壁面にエアコンが付いてて。この間はスペース的には4人席が作れそうなんだけど、エアコンの暖風は上にあがるからいいとしても、冷風が下の人なり料理なりに直撃するでしょう。ソレはマズい。風邪をひく。エアコンこの一基しかないから強くするじゃん、どうしても。席とエアコンの位置関係をちょっとズラせば大丈夫だとは思うけど。でも冷風暖風が店内に十分行き届くか分からないから、途中でシーリングファンとかで風の循環させないとなぁーと。
店づくりでこういう空気の流れとか排気とかて重要なんだよね。目に見えるモノじゃないから余計に気をつかう。やっぱ匂いが鼻についたりとか(コゲくさいとか)、やたら寒いとかそういうのがあると、せっかくおいしいモノ食べてても半減するでしょう。もうこの店来ない!てなっちゃうしね。あとタバコ吸っていい店だとしたら、タバコの煙の排気なり空気清浄なりをちゃんと考えないと。タバコの匂いが服に染み付いて、タバコにいぶされてくんせい化するのもヤだし。
たぶんこの一基じゃ厨房まで届かないだろなぁ。もう一基いるカモしんない。どっちにしろ何年も使ってないから動くか分からないしね。入り口側にも付けられたら付けたいな。つづく