過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

へたな鉄砲数打ちゃ当たる。へたでも打たなきゃ当たらない!をモットーとする
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 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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愛はソコにある。 Family Tree/榊いずみ

Family TreeFamily Tree
榊いずみ

super sunny day bellybutton 深色 GOLDEN☆BEST/橘いずみ

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1日の夜、親以上にショックを受け(当の本人は、まだ実感が湧いてなかったらしく)、なんとか気持ちを落ちつかせて寝ようとしたけど当然眠れず、コレはなんか誰かにとにかく話さないと、自分でどうしようもないなと。話してもしょうがないコトなんだけど、この今自分の中にあるタマラナイモノを吐き出さないと。吐き出せば少しはラクになるのは分かってたので、ココは甘えて、翌日好きなカフェに行って店主さんに話しをしてみよう、と思った。
そのカフェに行く途中の電車の中で、FamilyTreeを聴けば少し心も癒されるかな、と思いなかなか音楽を聴けるような心境でもなかったんだけど、聴いてみるコトにした。ほら、病気の時て食べればちょっとは体力が出てくるていうけど、なかなか食べれないじゃん。ソレと同じで、プレイヤーのPLAYボタンを押した直後はやっぱ抵抗があったけど、ソレでも聴いてるうちに、自分の中でホドけるモノがあって。ソレが①のNew Song②のホクロ③の3040という流れ。コレ②のホクロが無いとちょとキツいて言ったのはその時の心境から。
カフェに着いて、店内に足を踏み入れた途端、モノスゴくホッとしたというか、ジワーっとほぐされたというか、パワーをもらったというか。カフェとかに入ってこんな経験したの初めてだった。ソレはスゴかったよ!よく言われてるパワースポットなんか目じゃないくらい「パワースポット」だったよ。カラダとココロが欲してたのね。やっぱ来て良かったぁー!と、お店に入っただけで半分がたもち直して、なので店主さんと話をする時には、割と普通に話ができる気持ちの状態になってた。
店主さんはアクティブな人なのか(自分は考えすぎてのもあるが)、表現わるいけど楽観的というか、あまり思い悩む人ではないらしく、そしてシンプルな言葉を投げかけてくれるので、「なぁーんだ、そういうコトか」と今まで悩みだと思っていたコトが、その程度のモノに思えるくらい軽くなった。ダマされてるなぁ〜とかたや思いながら(笑)、でもそのくらいで考えた方がいいんだよな、とも思えた。ある程度方向を決めたらあとは行動、やるだけ。最終的には人と人の話し合いで決まるコトだからね。たしかに基本的な原則はあるけどさ。自分の熱意と交渉次第。
自分にとって店主さんは、いずみさんの言葉を借りると「前向きにしてくれる人」だろうね。いずみさんもいろいろ思い悩むんだろうな。ある意味「自分とは逆側にいる人」が近くにいて良かったと思う。
カフェとかお店というのは、いつでもソコにある。ソレてスゴいコトなんだと思う。いろんな苦労があると思うけど、「ソコにある」というそのコトがすでに存在感というか、パワーを伴ってるというコトなんだと思う。
花屋の花を見てスゴくココロが和んだ。あの華やかさてのは人のココロを和ますね。花とカフェと音楽。コレでだいぶ元気になった。
この時に思ったのは、我々が普段何の不安もなく歩いてるのは、どこまでも平坦に広がる地面の上じゃなく、実はタイトロープの上だというコト。いつその綱から転げ落ちるか分からない。常にその危険にさらされてる。普段何でもなく平凡だと思ってる日常生活ていうのは、ケッコー簡単に音も無く崩れてしまうという、そんなモロさを持ってる。でも、だからこそ羽ばたこうと思えばいつでも羽ばたける
平凡で終わりが無い日常を恨む人もいるカモしれないけど、自分が落ちこんだ心境の時に、そのいつもと変わらない日常に救われる。その時に「何も変わらずにソコにある」ていうコトのありがたさを感じる。ソレは自分が落ちているからソコにあるのではなく、常に今までも、ずっとソコにあったモノ。ソレて愛だと思わない?
最後のFamily Treeでも「何でもないコトを大事にしよう」と歌ってる。意味が合ってるかは分からないけど、ワタクシはああー考えてるコトがいっしょだな、と思った。いずみさんの場合は、何でも無いコトを大事にしようという思いを持ってたから、旦那さんとの出会いがあったんだろうね。そういう風につながってたんだよ、きっと。
何でも無い日常=愛だというコトを、普段の状態で気付くか気付かないか。自分が病気になったとか、普通の状態じゃない時に改めて普通の状態のありがたさに気付く。身に沁みて感じる。ホントは何でも無い世界から様々な恩恵を受けてるはずなのに。
人なんてスイッチ1つで変わるのさ。何度も言うけど、モノや自然には意味なんて無いんだよ。もちろん人も。「器」だとイメージすればいい。ただ人は意味を加えるコトができる動物なんだよ。器に何を入れても自由。ソコにどんな意味を付けるか。何を満たすか。終わらないと恨んでた20代の目に映ってた世界と、今光輝いて映る世界は、同じモノなのだから。
このアルバムのいずみさんは、裏声が頻繁に使われてたり、キーが高い部分が多かったり、なんかそういうコトだけで「今、幸せなんだろうなぁ」というのが伝わる。愛てつかみドコロのない、想像もつかないくらいデカいモノじゃなくて、そばにぽつんと、小さく輝いてるモノなのカモしれないけど、その持つパワーの大きさとかフトコロの計り知れない深さに、人というのはひれ伏してしまうのカモしれない。その力の大きさから、理屈じゃ説明できない確信に近い自信を得るのかな。