情報のクモの糸。
最近の納豆騒ぎ。そりゃ切実な人はああいったジャンルのモノはワラをもすがりたい気持ちだろう。ただTVやマスコミ、いやこの日本という資本主義の枠内にいれば、ソコに需要があれば市場があればお金になるなら何でも商売商売!に結びつけるコトができる。まずその点で、この国はヒジョーに下品になった。
でもダイエットに切実な人はああいったモノには飛びつかないような気がする。もっと理論的に化学的に、もしくは病院へ行き医師と相談をして、栄養面やカロリーをちゃんと摂取してムリなくやせるという方法を取るだろう。というコトはソコまで切実ではない、けどやせたい、食事制限もせずにやせられるんだ!と思う気持ちのスキマに入りこんだのか。
今は何でもTVの情報雑誌の情報を鵜呑みにし過ぎると思う。情報が溢れすぎてるからだろう。選別が出来ない判断が出来ない。昔は何にしてももう少し懐疑的だったと思う。「ホント〜?」て。ソレでも紅茶キノコとかワケワカラン得たいの知れないモノもブームにはなったが、今よりはこういう情報に対して疑いをもってただろうし、こういうのにすぐ飛びつくような時代ではなかったように思う。今は無防備で警戒心がない。いや、警戒心を放棄してしまったんだな、意識的に。
結局「わかりやすい」モノに飛びつく傾向なんだな。というコトはダマされやすくもある。わかりやすい=良、わかりにくい=悪、ではない。あの番組はでっちあげなのだから「悪」ではある。わかりやすい上に悪である。しかし今は情報が溢れかえってる時代。ならその溢れかえった情報を選別できる力をもたなければ、資本主義のテダマに取られるだけである。
だいたい納豆朝晩食ってヤセるワケねぇ〜じゃん!とワタクシなら思う。個体差があるのだから、効果のある人ない人カラダに合う人合わない人サマザマなはずだ。ただそういう成分がある、というだけのコトなのだろう。ソレよりも大豆のイソフラボンの組成が女性ホルモンの組成と酷似してるので、食べすぎるとホルモンバランスが崩れるのではなかろうか?その方が心配である。朝晩程度だったら問題はないのだろうが。たしか食べすぎると、更年期障害の症状がもともと軽かったか終わったかという女性が、重くなったとか更年期障害が復活したとかいう話を聞いたような、、(うろ覚え)。でも組成が似て同じような働きをするというのは正しいので、何かしら作用はするのだろう。
健康とか美容とかの情報には、ソレを取り入れた時の「逆」側も考えた方が良さそうである。そもそも自分のカラダで試す人体実験的な意味もはらんでるのだから。カラダに良いとされる栄養分も、取りすぎては逆効果である。例えばビタミンCを取るために果物を食べる。ソコまでは良いが、果物には糖分もあるので取り過ぎはカラダに良くない。取り過ぎたビタミンCは水溶性なので排出されるが、糖分はカラダに吸収される。そんなコトからも、すぐに飛びつかない方がブナンだとワタクシは思う。